CoD:War Zoneにおける武器評価 データまとめ(5/8更新)

5月8日更新...シーズン3以降の武器（Renetti/SKS/Bruen Mk9）追加しました

3月11日よりPlayStation4ダウンロード専用タイトルとしてCall of Dutyシリーズの新作として『Call of Duty : War Zone』（以下「WZ」）が無料配信されました。

PUBGから始まったバトロワ戦国時代。

それぞれが差別化を図る中、WZは完全な後出しなので前作BO4からのフィードバックや、UI・システム等　他のバトロワゲーの良いところを取り込んだといった印象。

FPSの王者としての所以か、要素も少なく非常にシンプルに仕上げてきています。

新作とは言っても現行作であるModern Warfare（以下：MW）を共有するスタンドアローンというだけで、武器もマップもMWのものをそのまま流用しています。

前書き

多くをMWと共有はしていますが、広大なマップで150人が戦うバトルロイヤルでは

通常の十数人で対戦するマルチプレイのマップと比較して、交戦距離が違う上にアーマーによってヘルスの上限も変わるのでマルチプレイにおけるキルタイムや武器評価とはまた違ったものになります。そういった記事や体感レビューはたくさんあるのですが、数値に基づく記事は全くなかったので僕の個人的な備忘録として書くことになりました。

各武器の評価などを解説する前に武器性能を理解するうえで出てくる用語の意味を念のためにおさらいしておきましょう。

RPM

Rounds per minuteの略で「1分当たりの発射数」で高ければ高いほど連射速度が速いことになります。

パソコンのHDDの回転速度や自動車のエンジンの回転数などのRPMと混同しがちですが、あちらはRotations per minuteです。

音楽をやっている人ならBPMのほうが馴染みがあるかと。

とりあえず様々な分野で使われており非常に身近な数字。

ADS

Aim Down Sightの略でゲーム内で『エイム速度』と言われているものです。

腰だめ状態からエイムボタンを押して照準を覗ききるまで、その始動と完了までの時間を表します。

早ければ早いほど良く、キルタイムにも大きく影響し、装着する武器アタッチメントにより増減します。

Sprint Out

ダッシュ状態からの復帰（射撃可能になる）時間を表し

ゲーム内にて『ダッシュ後射撃時間』と表記されています。

つまり、ダッシュ状態からは

「Sprint Out＋ADS」の時間がかかり無暗に走ると咄嗟の撃ち合いに不利になります。

これらの時間が短い武器を「ハンドリングの優れた武器」といいサブマシンガンやハンドガンがそれにあたります。

なお今作から追加されたタクティカルダッシュは通常ダッシュから更に＋0.1秒遅れ

「0.1秒＋Sprint Out＋ADS」になり、MW/WZは他のFPSに比べTTK（後述）が非常に早く、更に不利になるので状況を見極めて走りましょう。

DPS

Damage Per Secondの略で文字通り「1秒あたりのダメージ」です。

体力が100のMWではあまり重要視されない数値ですが、フルアーマー（ヘルス250）時での撃ち合いが多いWZでは武器の強さを測る数値としてある程度参考になります。

あくまで『各武器の最高威力を維持できる射程内での命中率100%における数値』なので目安程度で。

TTK

Time to Killの略でこちらはキルまでの時間を表しキルタイムとも言われます。

その数値は以下の式にて求めることができます。

TTK＝60（秒）÷射撃レート（RPM）×（キル確定弾数‐1）

ヘルス100のゲームにてレート500rpm、ダメージ40の武器を使った場合

キルに必要な弾数は100を削りきるのに40×3発必要なので

60÷500×（3－1）＝0.24

つまりこの武器のTTKは0.24秒となります。

どのゲームでも武器の強さの基準になる指標で、同じ命中率ならTTKの早いほうに軍配があがります。

DPSと同じくあくまで理論値で、実践において命中率100%ということは少なく、命中率は武器により異なりますが大体25%~40%程度を推移します。

一発外すごとにキルタイムは遅くなり、その落ち込み幅は射撃レートが高ければ高いほど小さく安定します。つまり、キルタイムが同じ武器の場合射撃レートの高いほうが有利に働きます。

部位ダメージ

過去作ではSRのみ設定されていた部位ダメージが今作ではほとんどの武器に設定されています。

腹部に基礎ダメージが設定されており、頭部、胸部、手足それぞれに倍率がかかっています。キルタイムに大きく影響を与えるので割と重要な項目になっています。

低レート高火力系の武器は特にその傾向が強く、それありきみたいになってしまっています。

WZとマルチ（MW）との違いから生まれる武器の優劣変化

ヘルス（体力）の違い

WZでは他のバトロワと同じくアーマーシステムを採用しており、最大150ダメージ分をカバーしてくれるので自動回復する基礎体力が100、ここにアーマーの150が加わり合計250がヘルスの上限になります。

これにより武器の強弱に若干の違いが生まれ、例えばほぼ同じ威力値と射程のM4A1とKilo141を比較した際、M4よりレートの低いKiloはマルチではほぼ下位互換のような立場になっていますが

M4より中間ダメージが1高い『23』であることが幸いし、ミドルレンジでの撃ち合いでKiloのほうが優れたキルタイムになります。

あとはTTKの項目でも触れましたが、キルに必要な弾数が増えるので、同じ命中率の撃ち合いにおいて、低レート武器のキルタイムの落ち幅がより大きくなるといったことが起こります。

撃ち合う距離の違い

単純にマップが広いので、撃ち合う距離も遠くなる傾向にあります。

開けた場所はSMGでは若干分の悪い25m~50m程度の戦闘が多いという印象です。バレルで射程を伸ばしたARの適正射程でもあるので、向かってきている敵がこちらに気づいていない場合これくらいまで引き寄せるのがいいでしょう。

25m

 名前が汚すぎる

 75mにもなると倍率スコープ無しでは狙いが難しい

 75mの距離を3.5倍スコープで覗いた際の見え方

じゃあSMG弱いんかってなるとそうでもなくて、マップ内には物資がたくさん落ちているので激戦区になりやすい

『ネームド』と呼ばれる場所があります。

文字書いてあるあたりが 『ネームド』

こういうところは入り組んでいることが多く、撃ち合いも20m以内になりがちでSMG優位になります。

近中距離の撃ち合いを避ける人たちはネームド外に散らばる建物を漁り少しずつ態勢を整えることになるのですが、他のバトロワに比べ乗り物が多く点在しているため建物間の移動は車両に頼るので開けた場所での戦闘は少なく、結局SMGが強いレンジで戦うことになることが多々あります。

ところがどっこいネームド内でも高い建物から撃ち下ろされたり、SMGでは頭出しの対処がしにくいといったこともありSMGだけで戦うのは不利になるので、近中距離両用のAR・SMGを持っておくか、近距離用と中遠距離用武器で分けておく必要があります。

ここで注意しておきたいのが、WZではマルチと弾薬のカテゴライズが違い

「AR/LMG」「SMG/HG」「SG」「SR」となっているため、ARとLMGやSMGとHGといった武器の持ち方は控えるべきです。

なお、一部武器はARをSMGに、SMGをARに変えるようなコンバーションキットがありますが、その場合でも使用弾薬は元のカテゴリの弾薬になっています。

武器スペックシート

CoD:MW/WZに登場する武器のデータです。

TTKはヘルス250での計算で、胸部ダメージにボーナスのある場合、全弾胸部に当てた際の数値もあります。

2~3発当てた際にTTKが短くなる武器もあれば、全弾当てないと変わらない武器もあるので、この間で推移するくらいで参考にしてください。

アサルトライフル

ハンドリングも軽めで安定した威力・精度・射程を持ち、それなりの距離でもTTKの落ち込みが緩やかな武器。

SMGの威力が落ちる20mから40mあたりまでが得意距離。

	Kilo 141	FAL	M4A1	FR5.56	ODEN	M13	FN SCAR 17	AK-47	RAM-7	GRAU 5.56
使用弾薬	5.56 x 45mm	7.62 x 51mm	5.56 x 45mm	5.56 x 45mm	12.7 x 55mm	5.56 x 45mm	7.62 x 51mm	7.62 x 39mm	5.56 x 45mm	5.56 x 45mm
発射形式	フルオート （3点バースト）	セミオート （3点バースト）	フルオート （3点バースト）	3点バースト	フルオート （2点バースト）	フルオート （3点バースト）	フルオート	フルオート	フルオート （3点バースト）	フルオート （3点バースト）
ダメージ	28-23-19	45-35	28-22-19	40-31	48-37	24-20	35-32	35-32	28-23-18	28-23-18
射程	28m-51m	38m	25m-45m	28m	45m	28m	28m	25m	25m-45m	32m-55m
射撃レート(RPM)	750rpm	480rpm	800rpm	1080rpm(BD 0.25s)	410rpm	900rpm	570rpm	545rpm	857rpm	720rpm
頭部倍率	x1.5	x1.6	x1.5	x1.6	x1.6	x1.5	x1.6	x1.6	x1.5	x1.5
胸部倍率	-	x1.2	-	-	x1.3	-	-	x1.2	-	-
装弾数	30発 60発（拡張） 100発（拡張）	20発 24発（拡張） 30発（拡張）	30発 50発（拡張） 60発（拡張）	30発 50発（拡張） 60発（拡張）	20発 25発（拡張） 30発（拡張）	30発 50発（拡張） 60発（拡張）	20発 25発（拡張） 30発（拡張）	30発 40発（拡張） 70発（拡張）	30発 50発（拡張）	30発 50発（拡張） 60発（拡張）
リロード	1.34s	1.94s	1.39s	1.65s	1.95s	1.30s	1.44s	1.17s	1.62s	1.32s
ADS	0.267s	0.284s	0.250s	0.317s	0.367s	0.250s	0.350s	0.300s	0.234s	0.234s
Sprint Out	0.275s
最大DPS	350	360	374	289	329	361	333	318	400	337
Time to Kill	0.640s(~28m) 0.800s(28m~51m) 1.040s(52m~)	0.665s(~38m) 0.931s(38m~) 胸部 0.500s(~38m) 0.625s(38m~)	0.60s(~25m) 0.825s(25m~45m) 0.975s(45m~)	0.830s(~28m) 0.94s(28m~)	0.731s(~45m) 0.878s(45m~) 胸部 0.585s(~45m) 0.731s(45m~)	0.660s(~28m) 0.858s(28m~)	0.735s（全距離）	0.770s（全距離） 胸部 0.550s(~25m) 0.660s(25m~)	0.560s(25m~) 0.700s(25m~45m) 0.910s(45m~)	0.669s(~32m) 0.830s(32m~55m) 1.079s(55m~)
	Kilo 141	FAL	M4A1	FR5.56	ODEN	M13	FN SCAR 17	AK-47	RAM-7	GRAU 5.56

サブマシンガン

ハンドリングに優れ、高レート高火力で近距離における殲滅力が高い武器。

威力の落ち始め、射程外のTTKの落ち込み幅が大きい。

得意距離は20mあたりまで。

	AUG	P90	MP5	UZI	PP19 Bizon	MP7	STRIKER 45
使用弾薬	9mm Para	5.7 x 28mm	9mm Para	9mm mak	9mm Para	4.6 x 30mm	.45 ACP
発射方式	フルオート	フルオート	フルオート	フルオート	フルオート	フルオート	フルオート
ダメージ	34-25-20-20	25-20-18-17	34-25-20-20	34-25-20-19-18	34-25-20-20	25-20-18-16	34-25-22-20
射程	12m-19m-25m	12m-19m-25m	12m-19m-25m	15m-24m-35m-42m	12m-19m-25m	10m-16m-20m	22m-38m-45m
射撃レート(RPM)	750rpm	900rpm	800rpm	590rpm	650rpm	950rpm	600rpm
頭部倍率	x1.6	x1.6	x1.44	x1.6	x1.6	x1.6	x1.62
胸部倍率	-	-	-	x1.2	-	-	-
手足倍率	x0.85	x0.9	x0.85	-	x0.85	x0.9	x0.9
装弾数	25発 32発(拡張)	50発	30発 45発(拡張)	30発 40発（拡張） 50発（拡張）	64発 84発（拡張）	40発 50発（拡張） 60発（拡張）	25発 45発（拡張）
リロード	1.57s	2.09s	1.70s	1.47s	1.72s	1.49s	1.70s
ADS	0.250s	0.200s	0.200s	0.184s	0.234s	0.200s	0.200s
Sprint Out	0.150s	0.125s	0.125s	0.200s	0.150s	0.125s	0.15s
最大DPS	425	376	454	334	369	396	340
Time to Kill	0.560s(~12m) 0.720s(12m~19m) 0.960s(19m~25m) 1.040s(25m~)	0.590s(~12m) 0.675s(12m~19m) 0.858s(19m~25m) 0.990s(25m~)	0.525s(~12m) 0.675s(19m~25m) 0.900s(19m~25m) 0.975s(25m~)	0.700s(~15m) 0.900s(15m~24m) 1.200s(24m~35m) 1.300s(35m~42m) 1.700s(42m~)	0.646s(~12m) 0.828s(12m~19m) 1.104s(19m~25m 1.196s(25m~)	0.567s(~10m) 0.756s(10m~16m) 0.819s(16m~20m) 1.008s(20m~)	0.700s(~22m) 0.900s(22m~38m) 1.100s(38m~45m) 1.300s(45m~)
	AUG	P90	MP5	UZI	PP19 Bizon	MP7	STRIKER 45

ショットガン

散弾銃。接近戦において高い瞬間火力を持つものの射程外の対処ができない。

それぞれの武器の得意距離で戦う立ち回りが一層求められる。

	MODEL 680	R9-0 Shotgun	725	Origin12 Shotogun	VLK Rogue
使用弾薬	12ゲージ	12ゲージ	12ゲージ	12ゲージ	12ゲージ
発射方式	ポンプアクション	ポンプアクション	ブレイクアクション	セミオート	ポンプアクション
ダメージ	100-35-25-18	50-34-24-18	51-35-25-18	50-24-18	100-35-25-18
射程	3m-5m-15m	2m-5m-10m	3m-10m-15m	1m-3m	1m-3m-15m
射撃レート(RPM)	80	280	154	257	120
頭部倍率	-	-	x1.2	-	-
胸部倍率	-	-	-	-	-
手足倍率	x0.8	x0.9	x0.8	x0.9	x0.9
装弾数	8発 10発（拡張）	14発 18発（拡張）	2発	8発 12発（拡張） 25発（拡張）	10発 12発（拡張） 4発（軽量）
リロード	0.78s + 0.75s	0.90s + 0.2s	2.59s	1.37s	2.5s
ADS	0.300s	0.300s	0.320s	0.300s	0.250s
Sprint Out	0.275s	0.275s	0.300s	0.275s	0.275s
最大DPS	-	-	-	-	-
Time to Kill	-	-	-	-	-
	MODEL 680	R9-0 Shotgun	725	Origin12 Shotogun	VLK Rogue

ライトマシンガン

高火力長射程の重火器。全距離で安定した火力を誇るもののハンドリングの悪さや機動性の低さが目立つ。

得意距離は30mから70m程度。

	PKM	SA87	M91	MG34	Holger-26	Bruen mk9
使用弾薬	7.62 x 39mm	5.56 x 45mm	7.62 x 52mm	7.92モーゼル	5.56 x 45mm	5.56 x 45mm
発射方式	フルオート	フルオート	フルオート	フルオート	フルオート	フルオート
ダメージ	31-28	37-33	31-28	31-28	28-23	31-28-22
射程	35m	50m	45m	32m	40m	43m-66m
射撃レート(RPM)	750rpm	600rpm	660rpm	860rpm	750rpm	750rpm
頭部倍率	x1.6	x1.6	x1.6	x1.6	x1.5	x1.5
胸部倍率	x1.2	x1.2	x1.2	x1.2	-	x1.2
手足倍率	-					-
装弾数	100発 150発（拡張） 200発（拡張）	30発 40発（拡張） 50発（拡張）	100発 150発（拡張）	50発 75発（拡張） 100発（拡張）	100発 30発（軽量）	100発 200発(拡張) 60発(軽量)
リロード	6.77s	2.24s	6.09s	7.76s	2.52s	5.20s
ADS	0.434s	0.434s	0.450s	0.467s	0.450s	0.450s
Sprint Out	0.350s	0.300s	0.375s	0.375s	0.3s	0.350s
最大DPS	388	370	342	445	350	388
Time to Kill	0.640s(全距離)	0.600s(~50m) 0.700s(50m~)	0.727s(全距離)	0.560s（全距離)	0.640s(~40m) 0.800s(40m~)	0.640s(~66m) 0.800s(66m~)
	PKM	SA87	M91	MG34	Holger-26	Bruen mk9

マークスマンライフル

高精度長射程のライフル。精度や火力面でスナイパーライフルに劣るもののハンドリングに優れる。

マルチではこのカテゴリ内で明確な役割があったもののWarzoneでは基本的に中距離以降からヘッドショットを狙う専用の武器。影が薄い。

	EBR-14	MK2 Carbinr	Kar98k	CROSSBOW	SKS
使用弾薬	7.62 x 51mm	7.62モーゼル	7.62モーゼル	20.0"ボルト	7.62 x 39mm
発射方式	セミオート	レバーアクション	ボルトアクション	シングルショット	セミオート
ダメージ	60	90-70	86-	101	52-49
射程	-	19m	57m	-	50m
射撃レート(RPM)	266rpm	90rpm	39rpm	15rpm	300rpm
頭部倍率	x3	x1.6	x3	x3	x1.92
胸部倍率	-	x1.2	x1.3	x1.2	x1.1
手足倍率	x0.9	-	-	x0.9	x0.9
装弾数	10発 15発（拡張） 20発（拡張）	7発	5発	1発	20発 30発(拡張) 10発(軽量)
リロード	1.34s	0.73s+0.55s	1.95s	3.04s	-
ADS	0.317s	0.267s	0.367s	0.300s	0.300s
Sprint Out	0.275s	0.200s	0.275s	0.275s	0.275s
最大DPS	267	130	56	26	27
Time to Kill	1.020s（全距離）	1.332s（~19m） 2.000s（19m~）	3.076s（全距離）	‐	0.200s(~50m) 0.400s(50m~)
	EBR-14	MK2 Carbinr	Kar98k	CROSSBOW	SKS

スナイパーライフル

マークスマンより更に火力が高い超長射程武器。

正確に頭を抜けないとただただ遠距離から嫌がらせをすることになる武器。

	Dragunov	HDR	AX-50
使用弾薬	7.62 x 39mm	12.7 x 108mm	50口径弾
発射方式	セミオート	ボルトアクション	ボルトアクション
ダメージ	70-	102-	102-
射程	67m	105m	80m
射撃レート(RPM)	157rpm	33rpm	37rpm
頭部倍率	x2.0	x2.5	x2.5
胸部倍率	x1.94	x1.1	x1.1
手足倍率	x0.9	x0.9	x0.9
装弾数	10発 15発（拡張） 20発（拡張）	5発 7発（拡張） 9発（拡張）	5発 7発（拡張） 9発（拡張）
リロード	4.00s	4.40s	4.14s
ADS	0.500s	0.600s	0.625s
Sprint Out
最大DPS	184	56	63
Time to Kill	1.146s 胸部 0.764s	3.636s	3.243s
	Dragunov	HDR	AX-50

ハンドガン

出番はパラシュート降下時のみ。

落下中に近くに降下した敵にチクチクいやがらせをしよう！

これいる？

	X16	1911	,357	M19	.50GS	RENETTI
使用弾薬	9㎜ Para	.45 ACP	.357マグナム弾	9㎜ Para	50口径弾	9mm Para
発射方式	セミオート	セミオート	シングルアクション	セミオート	セミオート	セミオート
ダメージ	36-28-24	36-28-24	73-50-49	36-28	77-53-48	36-30-25
射程	5m-10m	7m-12m	25m-30m	8m	17m-25m	11m-20m
射撃レート（RPM）	280rpm	270rpm	117rpm	312rpm	165rpm	300rpm
頭部倍率	x1.7	x1.7	x1.46	x2.0	x1.46	x2.0
胸部倍率	x1.16	x1.16	x1.05	x1.16	-	x1.16
手足倍率	x0.9	x0.9	x0.95	x0.9	x0.9	x0.9
装弾数	13発 17発（拡張） 25発（拡張）	7発 10発（拡張） 15発（拡張）	6発	13発 21発（拡張） 32発（拡張）	7発 10発（拡張） 13発（拡張）	15発 21発(拡張) 27発(拡張)
リロード	1.68s	1.64s	3.00s	2.14s	1.90s	2.00s
ADS	0.100s	0.107s	0.167s	0.100s	0.160s	0.100s
Sprint Out	0.175s	0.175s	0.175s	0.175s	0.175s	0.175s
最大DPS	168	162	142	187	212	180
Time to Kill	1.285s(~5m) 1.713s(5m~10m) 2.142s(10m~）	1.333s(~7m) 1.776s(7m~12m) 2.226s(12m~）	1.530s(~25m) 2.040s(25m~30m) 2.550s(30m~)	1.153s(~8m) 1.520s(8m~)	1.089s(~17m) 1.452s(17m~25m) 1.815s(25m~)	0.400s(~11m) 0.600s(11m~)
	X16	1911	,357	M19	.50GS	RENETTI

怪しすぎる占い屋にて人生で初めて占われた話

この記事には非常に偏った考えや文章がございます。

真に受けず一個人の雑記としてお受け取りください。

皆さん占いって信じますか？

私は全っっっっっっっっっっっっく信じていません。

日本では20歳になると成人として扱われ、自分の意思で様々な契約をすることができるようになります。

それ故に大学3年次あたりから、偏差値38くらいだった同期の意識が急に高くなり、投資や不動産の話をしだすことは非常に有名な話です。

SNSのプロフィールが「出愛に感謝」「一期一会」「人脈は宝」のいずれかになることがその一歩なのですが

一時期、そんな彼らの話を聞きたいと思い、週1ペースでネズミ溝 投資グループの話を聞かせてもらっていた時期があります。

そういった胡散臭い話が溢れかえる年頃というのは逆に胡散臭いことが好きになってしまう、はじめの一歩でもあるわけです。

てなわけで京都に怪しすぎる占いの館があるとの情報を得たので早速行ってみることにしました。

※占いは立派な商売かつ無害ですので、詐欺と同列で語るのはやめましょう。

いざ占いの館へ

場所は京都 東寺駅前すぐ、「魔法使いの家　TOMITA」さんです。

ハチャメチャに怪しい。

写真のガレージに停まってる軽自動車の隣にスーパーカーが保管されており、お金の臭いがします。

占いの他に似顔絵も3000円で描いてもらえるらしい。

 実は同じく京都 河原町駅から少し歩いたところにも「メルヘンハウス」さんという建物の風体が酷似した館もあり、恐らく系列なのかと思われます。

魔法使いへ会いに行こう

魔法使いが待つ館へ入ります。

「魔法使い」ってことは多分童貞なんだろうなぁ

特徴的な店内はとても狭く、二人で入るととても身動きが取れない。

奥に行くと電話の話し声が聞こえる。

『おたくのクスリほしいんやけど』

ヤバい現場に出会ってしまった。

17時から予約してたんですけど大丈夫ですか・・・？

そこにかけといて。

この人がここのご主人。

学生の頃からファンドで稼いでいたらしく、後ろの本棚には株や経済の本がビッチリ。

そりゃもう稼ぎまくっているらしく、暇なので趣味で絵や茶道、作詞作曲などとにかくなんでもやってて、占いもその一つらしい。

表にあったスーパーカーは大阪では一台しか登録されてないものらしく、とりあえずすごいおじさんだということは分かった。

そんな彼は「クスリ」を買う交渉をしており、僕は放置されていました。

はい、おまたせ。占いでしたっけ？

こういうの初めてなんでお手柔らかにお願いします。

はい。じゃあいくつか質問するね。

年齢は？今なにしてはるの？

22歳。職業はごくつぶしです。

なるほど。

え～と親御さんにPSA検査と便潜血検査は絶対受けてもらってくださいね。

PSA検査は血液みるやつね。癌とかが分かるから。

あと便潜血検査ね。これも癌が分かる。

（え？もう占い始まってんの・・・？）

下まぶたの色を見られたり、舌の裏見られるのに占いの兆しは見えず

親と僕の謎のメディカルチェックで10分経ちました。

健康だね。じゃあ占いしていくよ。

え？これなんだったんですか？ご主人は元お医者さんなんですか？

ちがうよ

ちゃうんかい。

心理学部の友人が多いせいか、こういうメディカルチェックのようなことでクセとか暴いてくるんだろうなぁとめちゃくちゃに警戒してます。

じゃあタロットで占うからこのカードを時計回りに混ぜて、三等分に分けてそれぞれを合わせてね。

できました。

カードで出たことはあなたが混ぜた結果なので悪いこと言われても怒らないでね。

それは結果次第ですね

店内がクソ狭くて焦点距離14㎜使えなかったが雰囲気のある写真が撮れた。

出たカードはこちら。占い師さんからみた配列ですね。

もうなにがなんだか分からないので「こういう結果ですよ！」と別の事言われても信じちゃいそうです。

おっｗおっｗおっｗ

（マニアックなエロ同人誌みたいなリアクションとるなぁ・・・）

こんな悪いカードばっか出るもんなんやｗ

※タロットはカードにそれぞれ意味を持っており、良いカードでも向きによって悪くなったりその逆もあるそう。今回のような「ホロスコープ」という占い方だと対立する場所にあるカードでも意味が変わるらしいです。

まずこれが過去ね。希望がすごいね。楽天的。

過去から未来を結んだ結果は良い。自分を持っていてそれを絶対曲げないので良い結果はでるよ。

ありがとうございます。

これからのことだけど金運は最悪。

車買っちゃだめだよ。破産する。

ここのカードが最悪。母親倒れる。

家庭運で更に言うと兄弟から孤立する。めちゃくちゃ浮いてます。

そんなたたみかけないでください。記事のアイコンに店主が並んでキモくなります。

仕事の見通しも悪いよ。核心は持ってるけど現実はそんなに甘くない。

（全ての22歳に言いたい言葉だな。）

後で能力を測るテストをしてもらうけど、地力や工夫、アイデアがないと絶望的だね。

付き合う人を変えた方がいい。

全体的に「人そのもの」と相性が悪いのでひとりで仕事したほうがいいね。

LINE全員消します。

健康運悪いね。鬱系になる。

恋愛運最悪。ひとりの人と付き合えずとっかえひっかえする。

そういう人としか付き合えない。

そもそも付き合えないんで、とっかえひっかえできる贅沢さは嬉しいですね。

勉強運も悪い。留年するんじゃない？

今まで何言われてもノーダメだったのに急にエグってきやがった。

人生苦あれば楽あり。いいこともあるよ

あ！でも資格系とかそういうのは取れるみたいだよ。

僕英検と漢検持ってます！

何級？

2級

微妙・・・

うるせぇぞ。

占い総評

まぁ分かると思うけどそれぞれの項目の運はかなり悪い。

でも芯はしっかりしてるしポジティブだから大丈夫だと思うよ。

ただ家庭運はマジで最悪だからあなた自身転居とかはしないほうがいいよ。

ごくつぶしなので安心してください。

能力テスト

まぁ人生なんて結局個人の能力にもよるからね、簡単な能力テストするよ

占い師がそんなこと言います？

テストその１　知恵の輪

店主が店の奥から中世の拷問具みたいなのを出してきました。

はい解いて。テレビ局のプロデューサーとかなら30秒で解けるよ。

知恵の輪嫌いすぎて破壊した過去があります。

鉄のオブジェをガチャガチャする光景は、はたからみたら完全に猿。

なんとか3分格闘し・・・

やったぜ。

店主が一番嬉しそうである。

テストその２　テレビ番組でよくやってそうなやつ

三つあるから頑張ってね。

ここからは皆さんも一緒に考えてみましょう。

問１

答えは３つ。一つはすぐ分かると思います。

あと２つは同じやりかたで線を加える場所が違うだけです。

僕はその２つが分かりませんでした。別に分からなくても自分を責めないで。

問２

僕が頑張ってパワーポイントで頑張って作ったものなので許してください。

別に公式とか使いませんし、要は紐の長さを何を使ってでも求めればいいです。

ちなみに僕は「これって●●してもいいんですよね？」「ここは〇〇ですよね？」って聞いてるうちに

『それ答えや』と言われました。

釈然としませんでしたが当たってればよかろうなのだ。

解けなかった人は反省してください。

問３

紙に描かれたものを見せられた場合の方が難しいですね。

え？分からない？僕は即分かりましたよ。ダッサｗ恥じろｗ悔いろｗブックマークしろｗあとTwitterフォローしてAmazonの欲しいモノリストに目を通して買えｗ。

全てを終えて

運は悪いけどお兄さん能力はあるよ。大丈夫、成功する！

占いの意味なくない？

以上だけど、何か質問とか占ってほしいこととかある？

さっき小耳に挟んだんですけどクスリ買おうとしてましたよね。大丈夫なやつですよね？

処方箋もらうのめんどくさくてメーカーから直接買えないか聞いてた。

処方箋はもらってくれ。

あと「魔法使いの家」って名前ですけど童貞なんですか？

違います。

迷える子羊たちよ、占ってもらえ

ということで人生で初めて占いというものをしてもらって見事ボロカス言われたが結構楽しい。

ここ「魔法使いの家 TOMITA」さんではタロット占いの他に人相占いを1000円から。他にも手相占いや店主の経験を生かした株式不動産の相談もできるぞ！正直投資の相談が一番利がありそう。

なにより学割で半値近くにしてくれたり、時間無制限というのが何気に有難い！

占いは要予約なので電話でどうぞ。

可愛い雑貨屋さんも併設されているので興味のある方は是非！

itp.ne.jp

東南アジア周遊 その11 フォンニャへ

前回までのあらすじ

アヒルと犬を食べた

ouma.hatenablog.com

ハノイを歩く

スコールにあったので一度宿に帰りシャワーを浴びる。

たかが雨かもしれないが、翌日のコンディションに響くことに加えベトナムは都市部の空気がとてつもなく汚い。

買いたての純白ユニクロTシャツが一日でおしっこ漏らしたパンツ並みに黄ばんでしまった。

ベッドで髪を乾かしていると向かいに日本人が来て、カメラの話で意気投合一緒に旧市街を巡ることに。

埋まるバード

ズルムケバード

なんでこうなってるんだ・・・。

そんなこんなで夕方に。

夜には次の目的地フォンニャへ向かうバスに乗るため、支度を済ます。

低予算でベトナム縦断をする際に必ずお世話になるのが「オープンツアーバス」だ。

これは一定期間内、主要都市間を片道自由乗り降りできるバスチケットで、自分が訪れる都市に合わせた料金のものを選ぶことができる。

thesinhtourist.vn

一番安くでハノイを始点としホーチミンを終点とするベトナム縦断をする場合、

ハノイ・フエ・ホイアン・ニャチャン・ホーチミン（逆もある）のチケットで3800円くらいで購入できる。

ここに人気のリゾート地ムイネーやダナンなどを加えたチケットなど無数にあり停車地の数に応じて高くなるのでご利用は計画的に。

今回、僕はどうしてもフォンニャという場所に訪れたかったため、フォンニャを含むオープンバスを探すことにしたが、フォンニャで降りられるチケットは

ハノイ→フォンニャ→フエ→ホイアン（終点）のみだったので、これを買いホイアンでホーチミン行きのバスチケットを買うことにした。

というのもフォンニャにはある有名な名所があるのだが訪れる観光客は比較的少なく恐らくそこまで対応していないというのが現状だろう。

僕が訪れたときはまだなかっただけで、これから観光客が増えハノイからフォンニャ、そしてホーチミンまで一回の購入で済むようになるはずだ。

ちなみに主要都市を書いてあるだけで

北のハジャン、南のカントーまで移動できる。

しかし、多くの人はビザなしの15日間滞在なので転々と移動してるうちにハノイからホーチミンで15日間経ってしまう。ビザありの滞在で行き当たりばったりの放浪をしたい方にはオープンバスは使わないほうがいいだろう。

その辺はホーチミンの日本人宿、「兎家」さんが解説しているのでそちらに任せます。

usagiyah.com

さらばハノイ

夜になり宿にピックアップのバイクが迎えに来てくれた。

道中でやたらとシュールな光景と出会う。

この光景をしっかりとディズニー公式にメンションリプライしておいた。

あと気になったのがこのバーニングオババだ。

やたらと味のある写真が撮れてしまってツイッターで結構反響があったのだがこれは何をしているのだろうか。たまに偽札を燃やし送り火みたいなことをしている人は見かけるがこれはただゴミを焼いているだけに見えた。

バイクでバンのピックアップ場所まで送ってもらい、そのバンでオープンバスの乗り場まで移動するのだが、どう考えても人数オーバーで僕の席だけ風呂場のイスみたいだった。

この光景をインスタにあげるのを隣で見ていた奥さんは大爆笑。

なにわろてんねん。

バス乗り場まで送ってもらい待っているとバスが来た。

昼夜問わず往来するこのイヤらしいネオンが特徴的なのがオープンバスで、もはやベトナムの風物詩ともいえるだろう。

全席リクライニングで身長178㎝の僕には少し窮屈だが、横向きで足を少し曲げれば寝れる。

現地時刻20時に出発し、途中何度か休憩をはさみフォンニャに到着したのは深夜4時。

灯りもないに等しく店は全て閉まっている、マジのド田舎だ。

ベトナムらしいバイクの往来もなく、クラクションなど一切聞こえない。喧騒とはかけ離れた空間に胸が高鳴る。

フォンニャを訪れたのにはわけがあり、アジア最長最古と言われたParadise Cave（天国の洞窟）と呼ばれる洞窟へ行きたかったためだ。

普段はツアーを使わない僕は行き当たりばったりで行くことも考えたが、田舎なので移動手段を拾うのも一苦労。ジャングルを進み、運要素の強い乗り合いのボートに乗らなければいけないという時間と労力、コストを考えた結果ツアーで回ることにした。

ツアーを取り扱っているかも確認しながら宿を探した結果、

Central Backpackers Hostel - Phong Nha

というゲストハウスにした。

ツアーを予約する際はたどたどしい英語で

「Paradise Caveに行くツアーで／なるべく安く／泳がないツアー」を希望したところこの日の朝7時から出発するツアーが500,000VND（約2400円）であったので予約してもらい

まだ出発まで時間があったので許可をもらいゲストハウスのホールで眠りについた。

次回、アジア最長最古。世界一美しい「天国の洞窟」

東南アジア周遊 その10 ハノイにてゲテモノを喰らう

チン・ナイチン様　前記事のコメントありがとうございます。

記事にするというご要望に沿う形にできませんでしたが、返信をしておきましたのでお時間のございますときにご一読ください。

この記事は残酷（と感じるかもしれないような）描写が含まれます。

前回までのあらすじ

今を生きよう

ouma.hatenablog.com

ゲテモノ食を巡る

僕はその国固有の景色や文化、そして人々の生き方を見るために旅をしている。

その中でも誰でもわかりやすく、触れやすいものが食文化であると思う。

自国とは違う食文化を「ゲテモノ」と短絡的な表現するのはあまり好きではないが、簡潔さを踏まえここでは許していただきたい。

前記事でも述べたが、ベトナムは「犬や猫を殺したり売買したり食べたりすることは残酷で、文明化・近代化した都市として観光客らに悪い印象を残す」として一部の食文化を控えるよう呼び掛けている。

先日、鬼才イーライロスの「グリーンインフェルノ」という映画を観た。

この映画はただひたすら残酷描写が続き、好みがハッキリ分かれる。

「ただのグロ映画だ」と嫌う人もいれば「目が離せない」という人もいる。

僕は後者だった。

内容としては、未接触部族の住む未開のジャングルを開拓しようとする悪質な業者を、主人公たちは保護活動家として阻止しようとするのだが、守ろうとしていた部族が食人族だったので食べられちゃうという全編通して皮肉のこもった映画だ。

内容もさることながら、映像作品としての出来の良さにも脱帽だった。

食人族が主人公の仲間を食べたり殺したりの残酷描写が大半なのだが、そもそも食人族は快楽や遊びで人を殺さない。純粋に「食事」のために人を殺し、目をえぐられ、悲鳴をあげ解体され、窯に入れられ焼かれる描写は彼らにとっての「調理」なのだ。

食人族と我ら文明人は違うという主張も分かる。

先進国が歩みを揃え、残酷だと感じる食文化を排除するのも間違いではないと思う。

ただそれが生活の一部となっている人もいることを忘れてはならない。

古くからハノイに住む人たちはこの文化を残したいと言う。

僕は消えゆくかもしれない文化に敬意を払い、それを感じたい。

どんな味がするのか、食感は。ただの自己満足の知的探求心を満たす行為だと言われればそれまでだ。

ハノイにてゲテモノを喰らう

消えゆく食文化は食〇ログでは見つからない。ましてや異国人なら歩いて聞きまわる他ない。そうしてようやく出会ったのが「ホビロン」。一般的に「バロット」と呼ばれている知る人ぞ知るメジャーな食べ物だ。

ホビロンはアヒルの卵が孵化直前の状態でいただく料理。

味はほぼゆで卵、ほんのり鶏肉の味がする。しかし、ゆで卵のパサパサ感がなく、プリプリしている。あのパサパサした感じが嫌いな僕にとっては最高の食べ物である。とても美味い、クセになる。

ようやく出会えた珍味に少し喜ぶが違う。

僕が過去に見たホビロンはもっと鳥っぽくて、卵の殻からコンニチワしていた。

少し残念に思いつつ次の珍味を巡る。

自粛を控えるよう呼び掛けている食文化には意識的に探さないことには出会えず、観光客の多い場所から離れてみた。

タクシーを使い中心地から少し離れたローカルな市場でそれと出会う。

犬肉だ。

現地で見たときは感動のほうが勝っていたが今こうして写真を見返すと来るものがある。ましてやキーボードを叩く傍に愛犬のくうたが寝ているから尚更だ。

注文して席に座るが、そもそもこんなところに観光客がいることに加え犬を食べようとしているかなのか周りから奇異な目で見られている気がする。

いざ実食。（バックアップできてなくて写真がありません）

皿に淡々と置かれた肉はサムギョプサルのような味気のないビジュアルだ。

味はというと質の悪い鴨系の鳥のような食感に近く、最初は安物の肉みたいな味で別に抵抗なく食えるが噛めば噛むほど犬の風味が鼻から抜ける。

犬の風味というとパッとしないが犬をハグしたときに臭いとでも言うべきだろうか獣臭だ。

脳裏に愛犬のくうたがチラつく。

可愛いなぁ、帰国してどう調理しようかなぁ。

次回、さらばハノイ

東南アジア周遊 その9 旅をする理由（ハノイ）

前回までのあらすじ

黒魔術錬成酒

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ベトナム首都ハノイへ

ルアンパバーンを発ちベトナム首都ハノイへ向かう。

この二都市間移動で有名なのがバックパッカーの間で有名な「カオス」「地獄」「死のバス」の異名を持つ国際バスが。

なぜそんな異名を持つのか

・前に記した通りラオスは未舗装路だらけなので揺れや騒音が多い。

・バスのクオリティが低く、雨漏りすることがある。

・スリーピングバスなので常にリクライニング。席を起こせない。

・頻繁にオーバーブッキング。運が悪ければ通路で寝ることに。

・この地獄が24～26時間続く。

とまぁすごい有様。

一方、飛行機だと1時間。

料金もバスは5～6000円に対し、飛行機は7000円。

大した値段差もないうえに時間がかかるバスに乗るのはジ〇ーブログと陸路国境越えという言葉に酔いしれてる学生くらいな気がする。ちなみにジョ〇ブログはみたことありません。

というわけでルアンパバーン国際空港へ向かいます。

Grabは使えないのでその辺のトゥクトゥクと値段交渉するが5ドルと言い張る。渋々5ドルで乗ろうとしたら旅行者のコリアンハンサムが来て

「俺とこの人、ふたりで2ドルで乗せろ」

流石に断る運転手。

「じゃあ乗らない。あんた一緒に別のタクシー探そうぜ！」と言うではないか。

彼は英語が上手だったので一緒に行くことに。結果的にひとり1.5ドルで空港まで行けた。ありがとうコリアンハンサム・・・。

そうして無事ハノイに到着、時刻は20時。まずベトナムドンへと換金。

ラオスのキップでも十分単位が多かったが、ベトナムに来て更に増えた。

世界で二番目に価値の低い通貨の名は伊達ではない。

（*1ドン＝約0.005円　1円＝約210円。最高貨幣の50万ドンで2300円くらいの価値）

情報収集のため日本人宿に宿泊。今日は遅かったので近くのコンビニで食事を済ます。

24時間営業のコンビニが近くにあることがどれだけ幸せか・・・。

翌朝目を覚ましたのが9時。

この日は翌日のゲテモノ巡りに備えハノイを歩き回りつつ情報収集に出かける。

朝飯兼昼飯を求めて歩いていると繁盛してそうな店に同年代くらいの二人組の日本人女性旅行客がいたので隣に座らせてもらった。

僕はかなり老け顔のようで、「どう見ても同年代」じゃないという定番の話題をしつつ

ここのお店はブンチャーという肉つけ麺的なものが人気なことを教えてもらった。

60000VND（約280円）で大量のライスヌードルと豚肉の肉団子のようなものがゴロゴロ入っており、パクチーと唐辛子、ニンニクはセルフで入れ放題で、さながらハノイの二郎ラーメンとでも言うべきだろうか。

スープはヌクマム（魚醤）ベースなのだが、少し甘めの味付けでヌクマムが苦手な方でも全然食べられると思う。

何より大量に入った肉団子が美味い。こちらも甘ダレのようなもので味付けされており、麺と合う。

東南アジアは「優しい味」と形容されるような、あっさりしたものが多く、ベトナムもフォーが有名で例外ではない。優しい味に飽きたジャンキーたちは是非食べてほしい。

その後に、この日は日曜日だったこともあり、インスタ映えスポットでも有名なディエンビエンフー(Dien Bien Phu)通り～フンフン(Phung Hung)通りの区間に敷かれた線路を訪れることにした。

民家に挟まれた線路が伸びており、自由に立ち入ることができ、なんといっても目玉はこの線路に列車が走る。

走る列車がハチャメチャに近いのだ。

平日は6：00／19：00

土日は11：35／15：20／17：45に通過するようで昼間に見たいなら土日しかない。

いざ通過した列車をローアングルで撮るためにしゃがんだのだが、膝をすれすれで通っていく鉄の塊が怖すぎてカメラも全く振り回せなかった。

地元の人が「インサイド！インサーーイド！！！」ってめっちゃ怒鳴り散らしててそんな必死ならんでもwって思ってたら普通に少しヨロけたら死ぬくらいの距離でビビった。あと長い。 pic.twitter.com/R6tDt2UXkR

— おうま (@_0uma) August 11, 2019

昨年ごろからはカフェなどが立ち並び観光地化され、ハノイの代表的なスポットだった。

だった・・・・・。

www.viet-jo.com

僕が訪れたのは8月。

当時は問題視されているような感じはなかったが、ここにきて突然といった風だ。

雑多な雰囲気や物価が安いこともあり、近年旅行先として人気急上昇な東南アジアをはじめとする、新興国にはこういった側面もある。

そもそも日本じゃありえない話で、良くも悪くもこういった文化やスポットは消えゆくものなのである。

ハノイには食犬、食猫の文化がある。一方、新興国として注目されつつあるベトナムという国そのものは国際的なメンツとしてあまり推奨していないようであり、犬猫の肉を売る屋台で有名な通りがあったらしいがそれも過去のものとなった。

先進国に追いつこうと急激な発展を遂げる途上国。その時代の流れに置いて行かれてしまう景色や文化は今しか撮れないのである。

奇界遺産・佐藤健寿はあるインタビュー記事にて

「（奇界遺産を代表として）近いうちになくなりそうなものを撮っていることが多いがそれはある種のノスタルジーからなのか？」と問われた際の言葉を思い出した。

今は、もう存在しない。ということは、撮りたくても撮れないわけですよね。その時代、その瞬間でしか撮れないモノを、かつての写真家は撮影してきた。だから自分もそうあるべきというか、思い立った瞬間に撮りにいかないといけないとは常々思ってます。さらに言えば、これから出てくる新しい写真家に誇れるものがあるとすれば、結局、現在この時代を撮っている、ということしかないと思う。逆にいえば、未来のものは彼らにしか撮れないからこそ、そう思うんですけど。

僕は今回の旅で、そしてこのブログを書きながらこのことを痛感した。

次回、ハノイにてゲテモノを食らう

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東南アジア周遊 その8 世界遺産都市 ルアンパバーン

前回までのあらすじ

カオスタウン、ヴァンヴィエン

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世界遺産都市　ルアンパバーンへ　

大自然に囲まれたヴァンヴィエンという町は、地方都市の観光地という性質もあってか、独特な雰囲気があった。

穏やかな町や人を囲む大自然。羽目を外す観光客。

バルーンにマッシュルーム、マリファナとパンチの効いた町だった。

今日はそこからラオス第二の都市、ルアンパバーンに向かうのだが若干の名残惜しさを胸に送迎のバンを待つ。

観光客がその国を訪れる際、最低限のマナーとして覚えおくべき言葉がある。

「挨拶」と「感謝」にあたる言葉だ。これらが旅行を進めていくうえで必要不可欠な要素のひとつである。

しかしラオスにこれから行く人はもう一つ覚えておいてほしい言葉がある。

「ヤーハムハー」

酔い止め。

舗装されていない道路、整備されていない車、空調の効かない車内、グネグネと曲がり続ける峠道、無慈悲に席を倒してくる前の席の韓国人。

至れり尽くせりだ。

ヴァンヴィエンからルアンパバーンまでバンでおよそ4～5時間。

ヤーハムハーを飲んだ僕は無敵だった。

何事もなくルアンパバーンに到着した。

宿を探し昼食を済ます。そして街を一望できるというプーシーの丘を登った。

このルアンパバーンという街は、街そのものが世界遺産として認定されており、赤い屋根と傍を流れるメコン川に沈む夕陽は絶景

らしい。

ただその時間はとんでもない人込みで丘を登るのも苦労するみたいで写真も撮ってられないと聞いたので昼に登ることにした。

軽いハイキングのような感じで結構階段を上る。

僧侶と猫

木々の中にたたずむ仏像

なんやかんや登ってると頂上についた。

なるほど絶景だ。

50㎜単焦点しか持ってきてないことを少し悔やんだ。

世界遺産都市を一望したので丘を下り街を散策することにした。

インドシナといえばメコン川。中国のチベットを源流にラオス、ミャンマー、タイ、カンボジアを流れ、最後にベトナム南部まで流れる東南アジア最長の川で大河がもたらした豊穣な恵みを遥か昔から人々は享受してきた。

そんな神聖な川沿いにはレストランが立ち並び、ゆったりと流れる川は東南アジアに住む人々の穏やかさとも似ている。

そんな穏やかな川も雨季の豪雨により増水、先日対岸へと渡る橋が流されてしまったそうな。

橋がお手製すぎる。

対岸へと渡ることを諦め、川沿いを歩いていると酒屋が目についた。

現地のお酒というのはとても好奇心が掻き立てられる。

ドアを開けると魔女のようなしわしわのおばさんがニコニコしていたのと同時に並べられている酒に目がいく。

黒魔術か？

見たことない草木や生き物がアルコールに漬けられ、下には砂が沈殿している。

中でも一番パンチの効いたビジュアルのお酒をいただくことにした。

蛇はともかく謎の草木にミールワームみたいな謎の虫、でっかいトカゲとムカデ。

コロコロしてる木の実みたいなのは虎の睾丸らしい。

滋養強壮よくばりセット。

嬉しそうにほほ笑む老婆が蓋を開け、コップに上澄み液をすくってくれたので少し味わったあと一気に流し込む。

度数は35～40度くらい。ほんのりと黒糖のような風味が鼻から抜ける。

いかんせん度数が高いので喉が熱い、老婆ニッコリ。

直後から体が猛烈に熱くなり、冷や汗が止まらない。凄まじい便意を我慢しながらゲストハウスのトイレへと駆け込む。気張っている間もジワジワと脂汗が垂れてきてオーナーさんも大笑い。

ただ出すものを出したらケロッと治ったのでそこまでヤバいものでもなかったのかと思う。

ナイトマーケットへ

なんやかんやしていると夜になったので、定番のナイトマーケットへ向かう。

ラオスの物売りはとても穏やか。

ベトナムやタイのように喧騒とはかけ離れており、片言の日本語も聞こえてこない。

何か食べようかと歩いていると日本人の女性と出会う。

日本では小学校の教員をしているそうで、長期休暇で何度かラオスに来ているそうで、折角なので一緒に晩御飯を食べることにした。人との出会いもバックパックの醍醐味である。

ふたりであれ食べるなに食べると話していたら「TAKOYAKI」の文字が。

何を隠そう僕は大阪生まれ大阪育ち、悪い奴とたこ焼きは友達である。

ラオスって海に面してなくない？と怪しみながらの注文を、たこ焼き屋の少女が素敵な笑顔で受けてくれた。

肝心のTAKOYAKIだがココナッツのパンケーキだった。無論タコさんは不在だ。

アメリカのSUSHIは寿司じゃない、日本のCHUKAは中国料理じゃない。イタリアにナポリタンなんてものはない。

そうだ、これは紛うことなきラオスのTAKOYAKIなのだ。と言い聞かせパンケーキを貪った。

流石にパンケーキを二人で分け合っても腹が満たされるはずもなく、もう少し何か食べようと歩いているとこんなものが。

ジブリみを感じるビュッフェスタイルのお店だ。

15000KIP（約200円）でお皿に盛り放題という超破格さ。

ただ猛暑の東南アジアでいつから放置されてるか分からないうえに店の人らしき影が見当たらない。

宿のオーナーに聞いたところ、「あれ食べた旅人高確率で腹壊してるよ」とのこと。

食べても豚にはならないが、腹は壊すらしい。やたらと陰湿な千と千尋。

白人のニイちゃん、南無三。

次回、〈地獄のバス〉ベトナム・ハノイ

東南アジア周遊 その7 秘境の楽園ブルーラグーン（ヴァンヴィエン）

前回までのあらすじ

ダメ、ゼッタイ

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今日の予定

 ヴァンヴィエン中心街

↓

ブルーラグーン

↓

ヴァンヴィエン中心街

ブルーラグーンへ

ラオスの秘境と呼ばれるこのヴァンヴィエンにはブルーラグーンと呼ばれる自然のプールがあるらしい。大自然に囲まれたエメラルド色の水はさながら楽園だとか。

ド田舎ということもありタクシーはありません。トゥクトゥクモドキみたいなのはありますがチャーターする必要があるしそこまで距離はない。何より大自然を満喫したかったので自転車をレンタル。

1日300円ほど。

ラオスの大自然の中を自転車漕いでると誰よりも自由な気がして最高である。

地雷埋まってそう～（埋まってない）

ゆったりとヴァンヴィエンを満喫しながらブルーラグーンに向かっていると爆音のバギーにことごとく抜かれていく。

悪路も多いから絶対楽しいだろうなぁ～。二人乗りなので誰かと来たらレンタルしたい。

バギーレンタルしているのは韓国人が多かった。

ピースしてくれた。

途中、地元の子供たちが川というか水路で楽しそうに泳いでた。

なんやかんや40分くらい自転車を漕いでるとブルーラグーンについた。

入場料金は1000Kip（約120円）。バイクやバギーの人は駐車料金も別途かかる。

この時の気温は33度。雨季ということもあり湿度も高く、40分も自転車をこぐと滝のような汗が。

服を脱ぎ、足早に目当てのブルーラグーンへ。

秘境の楽園ブルーラグーン

あらキレイ。

実際見ると緑白濁という感じの色でこれは水が汚いわけではなく、このあたりの水には石灰分が含まれているかららしい。

秘境とは言うもののすっかり観光地化されているうえに、道中はバギーを駆るウォーボーイズがいるので秘境でもなければ楽園でもない。

 みんな木からダイブしている。

折角なので僕も飛びました。

あ〜死ぬかと思った〜 pic.twitter.com/0qpEh8Ik6S

— おうま (@_0uma) August 7, 2019

今見返したらほかの人にガッツリ動画撮られてる・・・

高さは5メートルくらいで余裕でしょって思ったけど実際立ってみると怖かった。日本人僕だけでビビってしまうと恥ずかしかったのでダイブしたけど（当然だけど）足がつかないくらい深いし水中見えないので溺れて犬神家になるところだった。

泳いで涼んだので自転車で来た道を帰ってるとウシさんに遭遇。

自然との距離感が近いというのは都市部に住む人間にとってはとても感動的な要素だと思う。だから欧米人はラオスやベトナムでもムイネーのような場所を好むのだろう。

動物に癒されながら次の目的地のタムチャン洞窟に向かおうとしたら

東南アジアの8月は雨季真っただ中、厄介なヤツが。

ヴァンヴィエン中心地へ帰還

スコールが来る前にとりあえず宿のある街へと帰ってきたと同時に豪雨。

雨宿りしたが止む気配はなかったので宿で一休みすることにした。結局夜まで雨は止まず、晩御飯の時間になってしもうたので晩飯調達のために街を自転車で駆け巡りLaungXaiKham Restaurantというよさげなお店をみつけた。

どれも安かったが中でも安かったカオチーサイクワンとバナナシェイクを注文。

ここのカオチーサイクワンは屋台で1/3、シェイク系も1/2くらいのお値段で合わせて15000Kip(約200円)。

カオチーサイクワン。ベトナムで言うところのバインミー。

インドシナの多くの国はフランス統治の影響でパン料理が多く、手軽に食べられる軽食としてよく屋台も見かける。

注文して間もなく小さな女の子が笑顔でバナナシェイクを持ってきてくれた。

いや早くない？3分経ってないよ。そんなにバナナシェイク飲みそうな顔してるのかな。というかシェイクもパンもデカいな。

スタバのグランデみたいなサイズ感が来た。

日本でイタリアンとか食べる気なくす。

腹ごしらえを済ませたが時間はまだ19時。自転車の返却は21時までなので街の外れを散策することに。

夜になって気づいたが、中心地から少しでも外れると街灯がない。何も見えない。

夜外に出たら死ぬ感じは我が祖父母の家がある和歌山県の田辺市と瓜二つである。

いや一つ隣の大通りに灯りがあるヴァンヴィエンのほうがまだ優しい。

その大通りからさす光だけを頼りに自転車を漕いでいるとギャップを拾って派手にコケた。道が舗装されていないことを忘れていた。ヴァンヴィエンは優しくなかった。

少し自転車を漕いでいるとナイトマーケットがあり、ここはあまり観光客に向けた感じではなかった。そのナイトマーケットの奥ダンスミュージックが流れていたので行ってみると

どういう状況？

クラブと遊園地の融合？夜遊びしてる大人たちの横に委託所？と思ってよく見たら両方子供向けの遊び場だった。

これがラオスの英才教育。

爆音のEDMのなかメリーゴーランドのような機械に跨る子供たちがあまりにもパンクである。

ヴァンヴィエンは僕にはまだ早かったかもしれない。

次回、世界遺産都市ルアンパバーン

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