東南アジア周遊 その11 フォンニャへ
前回までのあらすじ
アヒルと犬を食べた
ハノイを歩く
スコールにあったので一度宿に帰りシャワーを浴びる。
たかが雨かもしれないが、翌日のコンディションに響くことに加えベトナムは都市部の空気がとてつもなく汚い。
買いたての純白ユニクロTシャツが一日でおしっこ漏らしたパンツ並みに黄ばんでしまった。
ベッドで髪を乾かしていると向かいに日本人が来て、カメラの話で意気投合一緒に旧市街を巡ることに。
埋まるバード
ズルムケバード
なんでこうなってるんだ・・・。
そんなこんなで夕方に。
夜には次の目的地フォンニャへ向かうバスに乗るため、支度を済ます。
低予算でベトナム縦断をする際に必ずお世話になるのが「オープンツアーバス」だ。
これは一定期間内、主要都市間を片道自由乗り降りできるバスチケットで、自分が訪れる都市に合わせた料金のものを選ぶことができる。
一番安くでハノイを始点としホーチミンを終点とするベトナム縦断をする場合、
ハノイ・フエ・ホイアン・ニャチャン・ホーチミン(逆もある)のチケットで3800円くらいで購入できる。
ここに人気のリゾート地ムイネーやダナンなどを加えたチケットなど無数にあり停車地の数に応じて高くなるのでご利用は計画的に。
今回、僕はどうしてもフォンニャという場所に訪れたかったため、フォンニャを含むオープンバスを探すことにしたが、フォンニャで降りられるチケットは
ハノイ→フォンニャ→フエ→ホイアン(終点)のみだったので、これを買いホイアンでホーチミン行きのバスチケットを買うことにした。
というのもフォンニャにはある有名な名所があるのだが訪れる観光客は比較的少なく恐らくそこまで対応していないというのが現状だろう。
僕が訪れたときはまだなかっただけで、これから観光客が増えハノイからフォンニャ、そしてホーチミンまで一回の購入で済むようになるはずだ。
ちなみに主要都市を書いてあるだけで
北のハジャン、南のカントーまで移動できる。
しかし、多くの人はビザなしの15日間滞在なので転々と移動してるうちにハノイからホーチミンで15日間経ってしまう。ビザありの滞在で行き当たりばったりの放浪をしたい方にはオープンバスは使わないほうがいいだろう。
その辺はホーチミンの日本人宿、「兎家」さんが解説しているのでそちらに任せます。
さらばハノイ
夜になり宿にピックアップのバイクが迎えに来てくれた。
道中でやたらとシュールな光景と出会う。
この光景をしっかりとディズニー公式にメンションリプライしておいた。
あと気になったのがこのバーニングオババだ。
やたらと味のある写真が撮れてしまってツイッターで結構反響があったのだがこれは何をしているのだろうか。たまに偽札を燃やし送り火みたいなことをしている人は見かけるがこれはただゴミを焼いているだけに見えた。
バイクでバンのピックアップ場所まで送ってもらい、そのバンでオープンバスの乗り場まで移動するのだが、どう考えても人数オーバーで僕の席だけ風呂場のイスみたいだった。
この光景をインスタにあげるのを隣で見ていた奥さんは大爆笑。
なにわろてんねん。
バス乗り場まで送ってもらい待っているとバスが来た。
昼夜問わず往来するこのイヤらしいネオンが特徴的なのがオープンバスで、もはやベトナムの風物詩ともいえるだろう。
全席リクライニングで身長178㎝の僕には少し窮屈だが、横向きで足を少し曲げれば寝れる。
現地時刻20時に出発し、途中何度か休憩をはさみフォンニャに到着したのは深夜4時。
灯りもないに等しく店は全て閉まっている、マジのド田舎だ。
ベトナムらしいバイクの往来もなく、クラクションなど一切聞こえない。喧騒とはかけ離れた空間に胸が高鳴る。
フォンニャを訪れたのにはわけがあり、アジア最長最古と言われたParadise Cave(天国の洞窟)と呼ばれる洞窟へ行きたかったためだ。
普段はツアーを使わない僕は行き当たりばったりで行くことも考えたが、田舎なので移動手段を拾うのも一苦労。ジャングルを進み、運要素の強い乗り合いのボートに乗らなければいけないという時間と労力、コストを考えた結果ツアーで回ることにした。
ツアーを取り扱っているかも確認しながら宿を探した結果、
Central Backpackers Hostel - Phong Nha
というゲストハウスにした。
ツアーを予約する際はたどたどしい英語で
「Paradise Caveに行くツアーで/なるべく安く/泳がないツアー」を希望したところこの日の朝7時から出発するツアーが500,000VND(約2400円)であったので予約してもらい
まだ出発まで時間があったので許可をもらいゲストハウスのホールで眠りについた。
次回、アジア最長最古。世界一美しい「天国の洞窟」