東南アジア周遊 その3 タイ
前回のあらすじ
オトコ ミンナ スケベ
本日の予定
アソーク駅
ナショナルスタジアム駅
↓ 【タクシー】
① シリラート医学博物館(死体博物館)
↓ 【チャオプラヤーエクスプレス(ボート)】
② アジアティーク ザ・リバーフロント
↓ 【タクシー】
↓ 【タイ国有鉄道】
ノンカーイ駅
おはようバンコク
昨夜は半裸のまま寝てしまい空調寒すぎて起きました。
今日はハチタニくんのアツい希望でシリラート医学博物館 通称:死体博物館に行くことに。
夜はネオン輝くこの通りも、日の出てる間は店には清掃がはいり、通りは屋台だらけ。
昼と夜、双方に魅力のある街が多いのもアジアの良いところだと思う。
車が行きかい喧騒を感じる真昼間の街に出てタイに来たとようやく実感しつつ屋台で腹ごしらえを済ませ、電車に乗ります。
BTSスクンビット線(写真黄緑の線)のアソーク駅からサイアム駅へ。
BTSシーロム線(濃い緑の線)に乗り換え、終点のナショナルスタジアム駅へ。
この距離なんだからスクンビット線をナショナルスタジアムまで伸ばして欲しいなぁ。
歩ける距離だし別に問題ないんだけど、なんでナショナルスタジアムまで伸ばさなかったんだろう・・・。
混雑解消か大人の事情か、タイだから何も考えてなかったとかありそうだなぁ・・・。
余談
観光でアソーク周辺に訪れることは多いと思いますので、機会があればアソークから一駅で行けるクイーンシリキッド駅すぐにある「クローントーイマーケット」には是非行ってみてください。
女性一人で行ったり24時間やってるとはいえ夜中に行くのはオススメできませんが、地元の人たちが使う市場でローカルさ溢れる光景と臭いからくるアジア感はたまらないです。
魚肉類を取り扱うエリアはマジで臭いだけで腹壊します
バンコクの台所
— おだおうま (@odaouma) May 25, 2019
クローントーイマーケット
スラムを市場化したもので治安も悪いので観光客が来るところではない。
故にモノが安い。
生鮮食品を扱う青空市場のため、氷で冷やし、溶けた水に肉や魚から滲み出る血と脂が混じり地面を濡らしている。
生きた鳥やカエル、血と脂
とてつもない熱気と臭気 pic.twitter.com/QzylZOhpy7
①シリラート医学博物館(死体博物館)
死ぬほど運転の荒いタクシーで吐きそうだったがなんとか到着。
バンコク トンブリー地区にあるシリラート病院には併設されている6つの博物館があり、様々な死体や歴史が展示されています。
どれも実物の死体をホルマリン漬けにしたもので非常に生々しい。
日本でも物議を醸した「人体の不思議展」がありましたが、こちらはタイの医学向上発展のためにあり、医学生が勉強の一環として訪れる博物館でもあります。
「病理学博物館」
「法医学博物館」
「寄生虫博物館」
「解剖学博物館」
「先史博物館」
「タイ医学歴史博物館」
の6つで下の2つは観光客が見ても楽しめる要素はあまりありません。
無料の博物館もありますが、全て見て周るには฿300(約1000円)のチケットが必要です。
なお館内は撮影禁止のため写真は一切ありません。気になる方はこちらをどうぞ。
病理学博物館
まず病院に入り、受付に名前と入館時間を書きエレベータに乗り、エレベーターから降りると今度は博物館の受付があるので料金を払い、チケットと周辺地図、ロッカーキーをもらい荷物をロッカーに入れます。受付のお兄さんがとても優しかった。
最初は「病理学博物館」。
ここは遺伝子性疾患を持つ乳児などを展示しているエリアで、双生児などの奇病の乳児の他に、受精卵から徐々に大きくなり乳児になる過程の展示もあり生命の神秘を感じます。
どうでもいいけどこのエリアめちゃくちゃ寒い。
法医学・寄生虫博物館
寒すぎる病理学博物館を抜け、隣のエリアには
寄生虫や細菌の症状の解説や、それに侵された人たちの写真が展示されている
「寄生虫博物館」
何らかの犯罪や事件事故に関わり法医学による鑑定が必要な死体が展示されている
「法医学博物館」
があります。
シリラート医学博物館そのものが死体博物館と呼ばれるように、法医学博物館にも「Si Quey(シーウィー)博物館」という名称がつけられています。
シーウィーはタイ史上最も凶悪な犯罪者とされており、不老長寿のために5人の幼児を殺害、その臓器を食したことで死刑にされました。
死刑後も「供養に値しない」と判決され、ミイラとしてここに永遠に晒し者にされているそうです。
解剖学博物館
解剖学博物館は先ほどの建物とは別の場所にあり、そこはタイ現代解剖学の父 コンドン教授の研究室を開放したものだそう。
解剖学とだけあって、無数の人骨や死体が並べられており
脳や筋肉の断面、皮を剥いだ筋肉だけの死体、神経系や動脈だけ取り除いた標本など至れり尽くせり。
先ほどのエリアとは違い、エアコンのない木造の建物のため周ってる最中に汗だくになりました。
これらの死体は罪人の他にも一般人からも献体として差し出されており、
これは「人生における最期の功徳」という仏教思想が背景にあるそう。
博物館に死してなお晒され続ける罪人といい、宗教思想の強い国は基層文化の奥深くにそれが根付いていると感じることが多々ある。
グロテスクなものを見た後に病院内の食堂で昼飯に。割と大食いですが食欲を削られたので一品で足りました。
②アジアティーク ザ・リバーフロント
タイの若者も集う人気スポット「アジアティーク」に向かいます。
アジアティークは東京ドームとほぼ同じ44800㎡の広大な敷地に
1500のファッション・雑貨・食品類の店が並び、40を超える飲食店、やたらと早い観覧車、果てはムエタイやニューハーフショーが見れるナイトスポットです。
ちなみに僕は東京ドーム行ったことありません。
アジアティークへは近くに電車が通っていないのでバスやタクシーの他に最寄りのBTSサパーンタクシン駅近くのサトーン埠頭から無料のシャトルボートが出ています。
今回は丁度川の近くにいるのでボートでチャオプラヤー川を下り、サトーン埠頭でシャトルボートに乗り換えて行きます。
急に人権剥奪せんといてほしい pic.twitter.com/iwNFjcG66V
— おうま (@_0uma) August 5, 2019
東南アジアの雨季はそんなに甘くはない。
猛烈なスコールの中、猛烈なスピードで回る観覧車にゲラゲラ笑いながらアジアティークに到着。
一通り見て周ったのですが同じ商品置いてる店が多いのとモリゾーとクマのプーさんみたいな男ふたりでショッピングは無理があろうかと思われます(天皇陛下)
ただ木製のディルドは最高にCOOLでした
ちんぽ(ちんぽ) pic.twitter.com/Iegm7QsK2v
— おうま (@_0uma) August 5, 2019
MUST BUY!
特に買うものもなく、時間もないのでとっとと夕飯を食べてアジアティークを後にします。
ここでハチタニファンの皆さまには申し訳ないのですが彼とはお別れです。
「個人で海外旅行行ってみたい!」と言った彼を置き去りにして
僕はタイ国境の町ノンカーイへ向かうべくバンコク駅に向かうのだった。
国境の町 ノンカーイへ
アジアティークからタクシーでバンコク(ファランポーン)駅へ向かいます。
距離621㎞
所要時間 10時間半の鉄道旅行だ。
当日にチケットを買うこともできるが、僕が今回使用した列車は非常に人気なので2週間前に予約したときには残り2席しかなかった。
値段はエアコンの有無、シートがソフトかハードか、寝台列車の場合上段か下段であるかなどで変わってくるが僕の場合は
2等級(エアコン有)の下段ベッドで998TBH(約3600円)。
東南アジアの一般的な移動手段としては割高だけど、日本じゃ寝台列車に乗れる機会なんて早々ないですからね。
駅のホームへ行き、番号を確認しつつ列車を探す。
すごく綺麗。
比較的新しい車輛らしく昔は大分ひどかったとか。
荷物を下ろし出発までダラダラしていると車掌さんがチケットの確認をした後にシートをベッドにしてくれた。
枕元にコンセントやライトがついていて非常に快適。
出発してしばらくして時計を見ると21時。普段深夜3時とかに寝ていて全く眠くならないので手帳をみて明日の動きを確認したり、得た情報をメモしていたらそのまま寝てしまった。
次回、国境の町ノンカーイ