東南アジア周遊 その6 ドラッグ蔓延る自然の町 ヴァンヴィエン
前回までのあらすじ
うんことゲロ
ヴァンヴィエン到着
脳みそを縦に横に揺られゲロを吐き散らかしスッキリ侍、見上げるとヴァンヴィエンの街並みが広がっていました。
街の雰囲気を感じながら宿を探す。
一軒一軒値段と部屋を確認して良さげな宿を探しているとプールで楽しそうな声が
ここにします!
部屋は薄汚かったけどシングルで一泊600円くらいだったので良しとしよう。
レセプションで説明を受けてる最中に「Do you green smoke?」と聞かれてスモークは吸うけどグリーンってなんだろう~(ピュアボーイ)って思ってたら奥からパケに包まれたバケツいっぱいのマリファナ出てきて笑った。
日本ではややマイナーなラオスという国だが、昨今では欧米パッカーを中心に自然とゆったりとしたお国柄から「世界一行きたい国」とも言われてる背景にはこういった要素も含まれているのだろう。
もう夕方前なので明るいうちに周辺を散策していると妙にハングルが目に付く。
調べてみると韓国の有名な俳優がロケ地として訪れたことがあるそうで、その影響らしい。
ヴァンヴィエン散策
海外のいろいろな国に行ったときにできるだけみたいと思っている所が2つあります。
ひとつはマーケット
要するにその国の食事や日常目線での生活。何を食べ、どんなものがどんな状態で売られているのか見たいと思っています。
もう一つはナイトクラブ
ここではその国のディープな一面が垣間見えることが多々あります。
基本的にナイトライフ情報などはガイドブックや一般人を対象としたブログなどにも掲載されることはなく、掲載されるとしたら、男性を対象にしたHow Toなどの情報しか存在しない。
しかし、ガイドブックに乗らない場所にはその国の人の生々しさや、リアルというものが存在していると私は考えています。
ということで宿のすぐそこでひときわドンチャカ騒がしいクラブがあったのでお邪魔します。
名前の通りオーナーが日本人らしいが日本人は見かけなかった。
韓国人6割・白人3割・その他1割。
町一番のクラブらしく結構人がいる。というかここ以外ナイトスポットがない気がする。
折角なのでお酒を飲む。
ヴァンヴィエンの観光名所Blue Lagoonから名前をとったオリジナルカクテル。
ブルーラグーンというカクテルは他に実在し、ウォッカ・レモンジュースまでは同じだが、こちらはブルーキュラソーの代わりに青いシロップを入れるパリピ酒。まずい。
幸せの風船 Happy Baloon
バーの奥で飲んでいるとなにやらカウンターで風船を受け取っている人々。
ドリンクメニューの隅っこに「Happy Baloon」の文字。
改めて見回すとみんな吸ってた。これがこのバーでのスタンダードなんだなぁ。
みんなで楽しそうにキメる方や
おひとりでエモくキメる方
Happy Baloonは「Hippy Crack」「Laughing gas(笑気ガス)」「風船ドラッグ」など様々な名前で呼ばれるドラッグの一種で、亜酸化窒素を風船に入れそれを吸引することで快楽を得るものらしい。効果は吸い始めがピークで1分ほど酔った感じになるようで、効果が短いので手軽、故に大量吸引が社会問題にもなってるそう。
イギリスで流行し、アジアでも韓国やタイやその周辺国の観光地ならクラブはおろか白人の多いゲストハウスならどこでも売っている。
効果時間も短いせいかグロッキーになってる人もあまり見ないので、そこまでヤバいものではないんだろうなぁと思いながら店を後にしようとすると、横にいた韓国人の女の子が風船片手にいきなり糸の切れた人形のように倒れこんでビビった。
そんなヴァンヴィエン初日
次回、エメラルドに輝く自然のプール・ブルーラグーン