東南アジア周遊 その6 ドラッグ蔓延る自然の町 ヴァンヴィエン
前回までのあらすじ
うんことゲロ
ヴァンヴィエン到着
脳みそを縦に横に揺られゲロを吐き散らかしスッキリ侍、見上げるとヴァンヴィエンの街並みが広がっていました。
街の雰囲気を感じながら宿を探す。
一軒一軒値段と部屋を確認して良さげな宿を探しているとプールで楽しそうな声が
ここにします!
部屋は薄汚かったけどシングルで一泊600円くらいだったので良しとしよう。
レセプションで説明を受けてる最中に「Do you green smoke?」と聞かれてスモークは吸うけどグリーンってなんだろう~(ピュアボーイ)って思ってたら奥からパケに包まれたバケツいっぱいのマリファナ出てきて笑った。
日本ではややマイナーなラオスという国だが、昨今では欧米パッカーを中心に自然とゆったりとしたお国柄から「世界一行きたい国」とも言われてる背景にはこういった要素も含まれているのだろう。
もう夕方前なので明るいうちに周辺を散策していると妙にハングルが目に付く。
調べてみると韓国の有名な俳優がロケ地として訪れたことがあるそうで、その影響らしい。
ヴァンヴィエン散策
海外のいろいろな国に行ったときにできるだけみたいと思っている所が2つあります。
ひとつはマーケット
要するにその国の食事や日常目線での生活。何を食べ、どんなものがどんな状態で売られているのか見たいと思っています。
もう一つはナイトクラブ
ここではその国のディープな一面が垣間見えることが多々あります。
基本的にナイトライフ情報などはガイドブックや一般人を対象としたブログなどにも掲載されることはなく、掲載されるとしたら、男性を対象にしたHow Toなどの情報しか存在しない。
しかし、ガイドブックに乗らない場所にはその国の人の生々しさや、リアルというものが存在していると私は考えています。
ということで宿のすぐそこでひときわドンチャカ騒がしいクラブがあったのでお邪魔します。
名前の通りオーナーが日本人らしいが日本人は見かけなかった。
韓国人6割・白人3割・その他1割。
町一番のクラブらしく結構人がいる。というかここ以外ナイトスポットがない気がする。
折角なのでお酒を飲む。
ヴァンヴィエンの観光名所Blue Lagoonから名前をとったオリジナルカクテル。
ブルーラグーンというカクテルは他に実在し、ウォッカ・レモンジュースまでは同じだが、こちらはブルーキュラソーの代わりに青いシロップを入れるパリピ酒。まずい。
幸せの風船 Happy Baloon
バーの奥で飲んでいるとなにやらカウンターで風船を受け取っている人々。
ドリンクメニューの隅っこに「Happy Baloon」の文字。
改めて見回すとみんな吸ってた。これがこのバーでのスタンダードなんだなぁ。
みんなで楽しそうにキメる方や
おひとりでエモくキメる方
Happy Baloonは「Hippy Crack」「Laughing gas(笑気ガス)」「風船ドラッグ」など様々な名前で呼ばれるドラッグの一種で、亜酸化窒素を風船に入れそれを吸引することで快楽を得るものらしい。効果は吸い始めがピークで1分ほど酔った感じになるようで、効果が短いので手軽、故に大量吸引が社会問題にもなってるそう。
イギリスで流行し、アジアでも韓国やタイやその周辺国の観光地ならクラブはおろか白人の多いゲストハウスならどこでも売っている。
効果時間も短いせいかグロッキーになってる人もあまり見ないので、そこまでヤバいものではないんだろうなぁと思いながら店を後にしようとすると、横にいた韓国人の女の子が風船片手にいきなり糸の切れた人形のように倒れこんでビビった。
そんなヴァンヴィエン初日
次回、エメラルドに輝く自然のプール・ブルーラグーン
東南アジア周遊 その5 ラオス首都 ヴィエンチャン
前回のあらすじ
田舎の人優しすぎ
今回の予定
ノンカーイ
↓
↓
ヴァンヴィエン
国境を越え首都ヴィエンチャンへ
屋台のおっちゃんに国境手前まで送ってもらい、徒歩でエミグレーションへ向かう途中にあるタバコが目に留まり買ってしまった。
マルボロの前のパッケージじゃないか。少なくとも4年以上前のタバコを売ってるのか???値段も激安฿20(75円)
このパッケージカッコイイからこの時のに戻してほしいなぁ。
吸ってみたら滅茶苦茶渋い味しました。
一服して、国境を超える前にうんちを済ませます。
俺に不浄の手なんて概念があると思うなよ pic.twitter.com/4ODrHoZk6r
— おうま (@_0uma) August 6, 2019
日本にいる時でも常に携帯しているのですが、おしりセレブって知名度全くないんですよね・・・。
日本は海外に比べるとウォッシュレット普及率が高いのは有名な話です。
一方、トイレットペーパーすらない国も少なくなく、その場合は水と左手(利き手の逆)で処理をします。いわゆる「不浄の手」。
初めてペーパーの無い国に旅行したときは、楽しがって左手でアナほじくり返してましたが、慣れないぶん流す際に水が飛び散って衣服が濡れたり色々面倒になって以降はおしりセレブを愛用しています。
「薬用おしりセレブ」は殺菌効果もあるので、ウェットティッシュの代わりに手を拭いたり不衛生な国での食事の際に食器を拭いたり万能なので皆さん是非おしりセレブを携帯し、行先のゲストハウスでおしりセレブトークに花を咲かせて欲しいです。
ウォッシュレットと言えば、こちらの記事
ウォッシュレットを使わない意外な理由|働き方|【瓦版】 によると、
“ウォシュレット派は、全体で67.7%。その内、絶対ウォシュレット派”は、25.1%だった
だそうです。
20%強もウォッシュレット使わないって魔剤?きたなない?
気になって何人かの友人に聞いたんですけどやっぱり使わない人はそれなりにいるみたい。聞いてみた中で一つ発見があって
「軽音楽部や音楽系サークルの人間はウォッシュレットを使わない」
という傾向がみつかりました。
部活内で壊滅的なセンスのあだ名をつけ合うことで有名な軽音楽部はアナが汚いという徹底ぶり。社会不適合者の烙印ここに極まれり。
うんちから猛烈な脱線をしましたが無事出国。
ラオス側イミグレーションに続く友好橋は徒歩で渡ることができず、฿15で国境間のシャトルバス出ていますのでそれに乗ります。
イミグレーションに到着しアライバルカードを記入しようとすると、陸路国境越え名物の「書き方教えてくれるおじさん」に遭遇しますが、僕は反抗期なので追い返しました。
こういうのは教えた代わりに金銭を要求してきたりしますが、今回はヴィエンチャン市街に向かう相乗りのバンの客引きだったみたいで永遠横から書き方をレクチャーしてきてウザかったです。
アライバルカードを書き終わった後、入国審査を済ませ入国税を支払おうとしたところ
おじさんについてきなと言われ入国税を払わずに入国できてしまった。
おじさんすごい。
乗合のバンは฿500(約1800円)で最大6人で割れるとのことでついていきましたが、結局僕以外集まらず。ひとりで฿300(約1100円)と言われたので断って「いくらなら乗るんだ」と言われたのですが一人だと乗らない旨を伝えると現地の暴言を吐かれました。
すぐそこに出てるバス乗ったら8000₭(約100円)やんけ。
ラオス首都 ヴィエンチャン
現地時間11:30ごろ到着。
首都というだけあってそれなりに人はいますが、少し歩くと結構静か。
空気がとてつもなく汚い。砂埃や大気汚染、アジアは空気の汚い場所が多いアジアはアフガンスカーフをマスク代わりにすることで鼻や喉を守ります。
大判なので風呂敷にしたり、寒いときはひざ掛けにしたりなど使い方はアイデア次第なので常に身に着けています。
暑いときなどはバックパックにかけておくことでスリなどの対策にも。
むきだしのリュックを背負って人混みを歩くとチャックが開いているというのは割とあることなので、貴重品を入れているエリアのチャックは南京錠をかけたり体の前で担ぐなど自衛が必要なのですが、僕はカメラを頻繁に使うのでバックパックは背負ってスカーフで守るスタイルが定着しました。
空気の汚い市場から少し外れてゲストハウス街へ。
今晩の宿を探してると、ヴァンヴィエンに向かうバンが13時にピックアップに来るとのことで急遽チケットを取りました。
ヴィエンチャンでゆっくりするのも悪くないけど、特にここですることもないし折角のラオスだからね。自然の町へ早く行きたかった。
時間までゆっくりしてていいよと言われましたが、おなか吹田市民なのでお昼にします。
マッサマン!
マッサマンはアメリカ旅行情報誌「CNN travel」の「世界一美味しい料理」で一位をとったことのある料理で主にタイ南部で食べられているハラールのタイカレー。
シナモンやココナッツミルク、ピーナッツのまったりとしたコクと甘さがあって美味。
都会だとたまに見かけるほか、日清のカップヌードルがマッサマン風ラーメンを出していたので気になる方は是非。
ヴァンヴィエンへ
腹ごしらえを済ませ良い時間になったのでチケットをとったゲストハウスに戻りバンに乗ります。
ヴァンヴィエンは首都ヴィエンチャンと世界遺産都市ルアンパバーンの丁度中間あたりに位置し、ラオスの自然を都市間の移動の合間に寄り道して満喫することができるので急ぎ足でここらでゆっくりするといいと思います。
移動に際し、ラオスはまだまだ発展途上国でお隣ベトナムのハノイと比べてもその交通網の脆弱さはGoogleMap上でも分かるレベル。
当然道路も未舗装だったり、整備の行き届いていないカーブ続きの峠道なので死ぬほど揺れます。加えて運転手は基本的に運転が荒く、車もメンテナンスという概念がないのかサスペンションが機能しておらずハッキリと路面のギャップを拾っては縦に揺れて車の天井に度々頭を打ち付ける。
ヴァンヴィエン到着して車降りたら吐きました。
次回、ドラッグ蔓延る自然の町 ヴァンヴィエン
東南アジア周遊 その4 タイ~ラオス国境の町 ノンカーイ
前回のあらすじ
遥かなる旅路。さらば友よ。
ノンカーイ到着
おはようございます☀ pic.twitter.com/XsKyNsvW5q
— おうま (@_0uma) August 5, 2019
起きたら車窓に田舎の自然が広がっていた。
現地時間の朝6時半にノンカーイ駅に到着。
国境までは少し距離があり、トゥクトゥクが待ち伏せているのでそれに乗って行けばいいのですが今回はスルー。
平日の8:00~16:00は1000₭(฿5)、平日のそれ以外の時間帯と土日祝は12,000₭(฿47)と割高になります。日本円換算だと目くそ鼻くそですが丁度行きたいところもあったのでそこへ行きます。
奇妙なお寺 サラケオク(Sala Keoku)
地図見たとき、これなら歩いて行けるんじゃね!30分くらい歩けば行けそう!って思って歩きながらGoogle Mapで時間確認したら1時間半でした。
戻るのも面倒だし時間はあるのでひたすら歩き続ける。
犬がちゃんと車の流れをみながら横断しようとしてた。
道路にノールックで飛び出してくる人たちも少しは見習ってほしい。
結構歩いたと思いマップを確認したらまだあと1時間もかかるみたいで心が折れかけてたら対向車線を走っていたバイクがやたらこっちを見てくる。
いかにも観光客みたいな見た目した人間がなにもない国境の町で、ラオスへ渡る方向と逆に歩いていたら仕方ないよなぁ~と思ってたら後ろの方でUターンしてきて近づいてきた。
「どこへ行くの?」と聞かれたので「サラケオクに行きたい」と伝えたら後ろに乗せてくれました。
お礼に฿100を渡そうとしたらいいよいいよみたいな感じで去っていった。
そんなわけで到着。早速パンチの効いたレンガの仏像がお出迎えしてくれました。
朝早かったので受付には誰もおらず、しばらく待ってたら受付のお姉さんが来たので฿40払ってチケットを受け取りました。
ラスボス感
サラケオクは通路が狭く、大きな仏像が多いので構図に手間取り
いつものごとく、50㎜単焦点のレンズしか持ってきてなくて撮るものがかなり限られてしまい、数百ある仏陀のモニュメントはどれも大きすぎて広角レンズがないと収めきれないくらい迫力がありました。
すぐそばにあるメコン川のラオス側対岸にも「ブッダパーク」という同じ人が建てた寺院があるようです。
いざ国境へ
一通り見終わったので国境へ向かうのですが、おなかが減ったのでここに送ってもらってる最中に見かけた屋台があったのでそこでお昼ごはんに。
屋台が連なっており、地元の人たちはここにご飯を食べにくるみたい。
観光客は少ないみたいで通るだけでやたら視線を感じて恥ずかしかったのですが、勇気を持って屋台で注文しようとしたら当然英語のメニューなんてあるわけなく、Googleの画像翻訳を使用。良い時代になった!Googleありがと・・・
刑務所?
どれを訳してもガバガバ翻訳。
屋台を覗くとクイッティアオがあるみたいで
「真〇ゼミでやったやつだ!!!」と言わんばかりに決めました。
クイッティアオはタイ風ラーメン とよく言われてるもので、似たような料理だとベトナムのフォーが挙げられます。最初にタイ風ラーメンって言ったやつ助走つけて殴られろ。
ただクイッティアオは大抵、麺・スープ・具材をこちらで指定できます。
一般的に麺は
バミー(中華麺)
センミー(ビーフン・米の極細麺)
センレック(米の細麺)
センヤイ(米の太麺)
ウンセン(春雨)
スープは
ナムサーイ(透明な出汁スープ)
トゥン(醤油スープ)
トムヤム(酸味と辛みのあるスープ。トムヤムクンのトムヤムも同じ。)
ナムトック(豚又は牛の血を混ぜたスープ)
など、他にも店によっていくつか種類があり、
具材も豚鶏牛といった肉類、エビイカなどの魚介類、内臓やつみれと様々。
注文の際は並べて言うだけ。米麺の細麺でトムヤムスープに鶏肉を入れたければ
「センレック・トムヤム・ガイ」とか言えば通じます。
自分のお気に入りのクイッティアオを見つけられればタイの食事も楽しくなるかと。
かく言う僕はめんどくさがり屋なのでこういうのは「おまかせで!」の一択。
地元民は長机で楽しそうに食べてるけど、僕は奥の丸机に通されて独り寂しく食べる。
めちゃくちゃジロジロ見られるし恥ずかしい。
春雨にスープはサムサイ、つみれとレバーみたいなのが入ってました。
このレバー、ちょっと血の味がする変わったレバーくらいで食べてましたが後日調べると豚の血を自然凝固させたものらしい。
ゲテモノとか変わった食べ物好きなんですけど、知らない間になかなかステキなモノを食べてましたね。
食べ終わったところで店主にこれからどこ行くのと聞かれたのでラオスに行きたい旨を伝えたらバイクの後ろに乗せてもらい国境まで送ってくれました。
結果的に無料で往復してしまい、人の優しさに助けられた。
東南アジアは親切な人が多いとよく言われますが田舎に行くとそれをより実感できます。
次回、国境を越えラオスへ
東南アジア周遊 その3 タイ
前回のあらすじ
オトコ ミンナ スケベ
本日の予定
アソーク駅
ナショナルスタジアム駅
↓ 【タクシー】
① シリラート医学博物館(死体博物館)
↓ 【チャオプラヤーエクスプレス(ボート)】
② アジアティーク ザ・リバーフロント
↓ 【タクシー】
↓ 【タイ国有鉄道】
ノンカーイ駅
おはようバンコク
昨夜は半裸のまま寝てしまい空調寒すぎて起きました。
今日はハチタニくんのアツい希望でシリラート医学博物館 通称:死体博物館に行くことに。
夜はネオン輝くこの通りも、日の出てる間は店には清掃がはいり、通りは屋台だらけ。
昼と夜、双方に魅力のある街が多いのもアジアの良いところだと思う。
車が行きかい喧騒を感じる真昼間の街に出てタイに来たとようやく実感しつつ屋台で腹ごしらえを済ませ、電車に乗ります。
BTSスクンビット線(写真黄緑の線)のアソーク駅からサイアム駅へ。
BTSシーロム線(濃い緑の線)に乗り換え、終点のナショナルスタジアム駅へ。
この距離なんだからスクンビット線をナショナルスタジアムまで伸ばして欲しいなぁ。
歩ける距離だし別に問題ないんだけど、なんでナショナルスタジアムまで伸ばさなかったんだろう・・・。
混雑解消か大人の事情か、タイだから何も考えてなかったとかありそうだなぁ・・・。
余談
観光でアソーク周辺に訪れることは多いと思いますので、機会があればアソークから一駅で行けるクイーンシリキッド駅すぐにある「クローントーイマーケット」には是非行ってみてください。
女性一人で行ったり24時間やってるとはいえ夜中に行くのはオススメできませんが、地元の人たちが使う市場でローカルさ溢れる光景と臭いからくるアジア感はたまらないです。
魚肉類を取り扱うエリアはマジで臭いだけで腹壊します
バンコクの台所
— おだおうま (@odaouma) May 25, 2019
クローントーイマーケット
スラムを市場化したもので治安も悪いので観光客が来るところではない。
故にモノが安い。
生鮮食品を扱う青空市場のため、氷で冷やし、溶けた水に肉や魚から滲み出る血と脂が混じり地面を濡らしている。
生きた鳥やカエル、血と脂
とてつもない熱気と臭気 pic.twitter.com/QzylZOhpy7
①シリラート医学博物館(死体博物館)
死ぬほど運転の荒いタクシーで吐きそうだったがなんとか到着。
バンコク トンブリー地区にあるシリラート病院には併設されている6つの博物館があり、様々な死体や歴史が展示されています。
どれも実物の死体をホルマリン漬けにしたもので非常に生々しい。
日本でも物議を醸した「人体の不思議展」がありましたが、こちらはタイの医学向上発展のためにあり、医学生が勉強の一環として訪れる博物館でもあります。
「病理学博物館」
「法医学博物館」
「寄生虫博物館」
「解剖学博物館」
「先史博物館」
「タイ医学歴史博物館」
の6つで下の2つは観光客が見ても楽しめる要素はあまりありません。
無料の博物館もありますが、全て見て周るには฿300(約1000円)のチケットが必要です。
なお館内は撮影禁止のため写真は一切ありません。気になる方はこちらをどうぞ。
病理学博物館
まず病院に入り、受付に名前と入館時間を書きエレベータに乗り、エレベーターから降りると今度は博物館の受付があるので料金を払い、チケットと周辺地図、ロッカーキーをもらい荷物をロッカーに入れます。受付のお兄さんがとても優しかった。
最初は「病理学博物館」。
ここは遺伝子性疾患を持つ乳児などを展示しているエリアで、双生児などの奇病の乳児の他に、受精卵から徐々に大きくなり乳児になる過程の展示もあり生命の神秘を感じます。
どうでもいいけどこのエリアめちゃくちゃ寒い。
法医学・寄生虫博物館
寒すぎる病理学博物館を抜け、隣のエリアには
寄生虫や細菌の症状の解説や、それに侵された人たちの写真が展示されている
「寄生虫博物館」
何らかの犯罪や事件事故に関わり法医学による鑑定が必要な死体が展示されている
「法医学博物館」
があります。
シリラート医学博物館そのものが死体博物館と呼ばれるように、法医学博物館にも「Si Quey(シーウィー)博物館」という名称がつけられています。
シーウィーはタイ史上最も凶悪な犯罪者とされており、不老長寿のために5人の幼児を殺害、その臓器を食したことで死刑にされました。
死刑後も「供養に値しない」と判決され、ミイラとしてここに永遠に晒し者にされているそうです。
解剖学博物館
解剖学博物館は先ほどの建物とは別の場所にあり、そこはタイ現代解剖学の父 コンドン教授の研究室を開放したものだそう。
解剖学とだけあって、無数の人骨や死体が並べられており
脳や筋肉の断面、皮を剥いだ筋肉だけの死体、神経系や動脈だけ取り除いた標本など至れり尽くせり。
先ほどのエリアとは違い、エアコンのない木造の建物のため周ってる最中に汗だくになりました。
これらの死体は罪人の他にも一般人からも献体として差し出されており、
これは「人生における最期の功徳」という仏教思想が背景にあるそう。
博物館に死してなお晒され続ける罪人といい、宗教思想の強い国は基層文化の奥深くにそれが根付いていると感じることが多々ある。
グロテスクなものを見た後に病院内の食堂で昼飯に。割と大食いですが食欲を削られたので一品で足りました。
②アジアティーク ザ・リバーフロント
タイの若者も集う人気スポット「アジアティーク」に向かいます。
アジアティークは東京ドームとほぼ同じ44800㎡の広大な敷地に
1500のファッション・雑貨・食品類の店が並び、40を超える飲食店、やたらと早い観覧車、果てはムエタイやニューハーフショーが見れるナイトスポットです。
ちなみに僕は東京ドーム行ったことありません。
アジアティークへは近くに電車が通っていないのでバスやタクシーの他に最寄りのBTSサパーンタクシン駅近くのサトーン埠頭から無料のシャトルボートが出ています。
今回は丁度川の近くにいるのでボートでチャオプラヤー川を下り、サトーン埠頭でシャトルボートに乗り換えて行きます。
急に人権剥奪せんといてほしい pic.twitter.com/iwNFjcG66V
— おうま (@_0uma) August 5, 2019
東南アジアの雨季はそんなに甘くはない。
猛烈なスコールの中、猛烈なスピードで回る観覧車にゲラゲラ笑いながらアジアティークに到着。
一通り見て周ったのですが同じ商品置いてる店が多いのとモリゾーとクマのプーさんみたいな男ふたりでショッピングは無理があろうかと思われます(天皇陛下)
ただ木製のディルドは最高にCOOLでした
ちんぽ(ちんぽ) pic.twitter.com/Iegm7QsK2v
— おうま (@_0uma) August 5, 2019
MUST BUY!
特に買うものもなく、時間もないのでとっとと夕飯を食べてアジアティークを後にします。
ここでハチタニファンの皆さまには申し訳ないのですが彼とはお別れです。
「個人で海外旅行行ってみたい!」と言った彼を置き去りにして
僕はタイ国境の町ノンカーイへ向かうべくバンコク駅に向かうのだった。
国境の町 ノンカーイへ
アジアティークからタクシーでバンコク(ファランポーン)駅へ向かいます。
距離621㎞
所要時間 10時間半の鉄道旅行だ。
当日にチケットを買うこともできるが、僕が今回使用した列車は非常に人気なので2週間前に予約したときには残り2席しかなかった。
値段はエアコンの有無、シートがソフトかハードか、寝台列車の場合上段か下段であるかなどで変わってくるが僕の場合は
2等級(エアコン有)の下段ベッドで998TBH(約3600円)。
東南アジアの一般的な移動手段としては割高だけど、日本じゃ寝台列車に乗れる機会なんて早々ないですからね。
駅のホームへ行き、番号を確認しつつ列車を探す。
すごく綺麗。
比較的新しい車輛らしく昔は大分ひどかったとか。
荷物を下ろし出発までダラダラしていると車掌さんがチケットの確認をした後にシートをベッドにしてくれた。
枕元にコンセントやライトがついていて非常に快適。
出発してしばらくして時計を見ると21時。普段深夜3時とかに寝ていて全く眠くならないので手帳をみて明日の動きを確認したり、得た情報をメモしていたらそのまま寝てしまった。
次回、国境の町ノンカーイ
ゴーゴーバーとは
「ゴーゴーバー」とはなんぞや
広義では音楽に合わせダンサーがポールダンスなどをするナイトクラブで、タイやフィリピンの場合、性風俗店の側面が強いお店のことです。(この記事では観光地として認知度の高いタイ・バンコクを例とします)
たいていがエリアごとに店が集中し、十から二十数店舗のお店が軒を連ねており、店の前ではセクシーなお姉さま方が腕を組んできたり、股間をさすってきたりなどあの手この手でお店に引きずり込もうとしてきます。
店内では女の子がステージで踊っており気に入った女の子がいれば指名し横につけてお喋り、その後は煮るなり焼くなりするというのが一般的な流れです。
ただ、必ずしもお持ち帰りする必要はなく、見るだけ・女の子とお喋りするだけと健全に遊ぶこともできます。
お店によって違う制服だったり、女の子のタイプが違ったり、「コヨーテ」と呼ばれるお持ち帰り不可の女の子を集めたお店、ニューハーフ専門のお店など様々な形態をとって営業しています。
もはや観光地のひとつで政府も公認でゴーゴーバーなどの性風俗産業を大きく展開していった結果、今では同国の一大産業として確立されました。
異国情緒溢れるその光景はさながらユネスコが絶対に認めない世界遺産。
料金について
・ドリンク ฿120~200(約400~700円)
・レディースドリンク ฿200(約700円)
くらいが相場です。
お持ち帰りをする際はPayBarという*1、女の子が店を抜ける補填として払うお金と、タイはチップ文化なのでお店と女の子にチップを払う必要があります。
更に自分が宿泊してるホテルに連れ込む際は、ジョイナーフィーという料金*2も発生する場合もあるので、もしお持ち帰り前提でホテルを取る際はジョイナーフィーが無料のホテルもあるのでそちらも検討するといいです。
・PayBar ฿500~1000(約1800~3600円)
・店へのチップ ฿20~100 (約70~350円)
・女の子へのチップ
∟・ショート ฿2000~3000(約7000~10000円)
・ロング ฿3500~6000(約13000~22000円)
くらいが相場でPayBarとチップは店と女の子によってピンキリです。
「なんかかかるお金が多くてややこしいな!」と書きながら思いましたが、PayBarと女の子へのチップは事前に店側に伝えておけば大抵は最後にホテルでまとめて払って問題ありません。
これらの金額を合計し女の子お持ち帰りにかかるお金は฿2800~(約10000円~)くらいが相場です。
初めてゴーゴーバーに行くのでしたら、一杯二杯で何軒かハシゴして、たまに女の子を横につけ、目当ての子がいればお持ち帰りをする。という遊び方がいいでしょう。
これならホテル代抜きで฿4000~5000(約15000~18000円)ほど持っていけば十分遊べます。
ここまで読んだ方は
「あれ、別にそんなに安くなくね?」「日本と大差ないじゃん!」
と考えた方も多いと思います。
確かに顔を見て判断できることなどを考えればコスパは少しいいかもしれませんが、大差はありません。
なので値段だけ見ると、ゴーゴーバーはそれ目的で来るのではなく、お酒片手にセクシーなダンスを見るだけというのがいいかと思います。(そういうお客が増えたと不満を口にするゴーゴー嬢が多いのもまた事実です)
ただ、値段が高いというのは、一般的な風俗として見た場合に限った話であり
近隣国だとカンボジアのアンコールワットも遺跡群の観光は1日$37。定番のサンライズも観るとなると最低2日はいるので$62*3。
その他の国でも観光地化されているところの価格は年々上昇傾向にあり、風俗×観光地という要素が組み合わさったのモノだと思えば、妥当な値段です。
僕も初めてゴーゴーバーに行ったときはガンガン流れる音楽、それに合わせて全裸で踊っているタイランドギャルを見て感動したことを今でも覚えています。
アジアの雑多感やゴーゴーバー特有の空気は他で味わうことはできず、是非その肌でその国固有の文化を感じてもらいたいです。
まぁ結局は風俗なので、節度を持って遊びましょう。
東南アジア周遊 その2 日本~タイ
前回のあらすじ
なんの話?
いざ出発
日本からタイまでおよそ4300㎞
大阪・関西国際空港から首都バンコクのドンムアン空港まで5時間45分くらい
時差は2時間。
チェックインを済ませる前に友人のハチタニくんに会いに行きます。
周遊旅行に行くと話をしたら凄く食いついてきて、なにやら個人で海外旅行に行ったことがないらしく、行ってみたいとのことで一緒に行くことにしました(二日目で置き去りにするけど)
合流して二人でチェックインを済ませ、保安検査を通ったところで問題が。
今まで一度も手荷物検査を止められたことがなく、前回タイに行った時と全く同じ荷物なのにやたらと何度も荷物を通されるではないか。
2回目の再確認で通され、携帯灰皿が引っかかったのでザックから出して再度挑戦
3回目は150mlペットボトルにいれた粉洗剤が引っかかり
4回目にして鍵サイズのユーリティツールがダメとのことで没収されちゃいました。
過去何度も検査を通ったバックパッカーの知人から教えてもらった便利アイテムとここでおさらばです。入国審査などもそうですが人がやる以上、前例なんてものはアテになりませんし致し方なし。
おうまの荷物4回ぐらい引っかかっててうける
— 蜂谷谷蜂 (@STOPLIFE4) August 4, 2019
なにわろてんねん。
そんなわけで無事(?)飛行機に乗り込みタイへと向かう。
機内での暇つぶしに新海誠の『言の葉の庭』『打ち上げ花火下から見るか横から見るか』を見ていたのですが、美男美女のアマアマな色恋沙汰にメンタルをやられ、ハチタニくんとゴーゴーバー*1に行くことを予定していた惨めさのあまり、ハイジャックして帰国しようか悩みました。
そんな時、前の席のおじさんのシートポケットにいいちこが入っているのが目に入った僕は何故かは分かりませんが、平静を取り戻すことができました。
タイ到着
メンタルをやられつつも18:05に出た飛行機は現地時間の21:50到着のオンタイムフライト。
飛行機から降り入国審査へ、帰りの航空券がなかったので心配でしたが何も聞かれず通れました(多分カンボジアビザがあったから)。
両替にSiMカード購入を済ませ、僕らは決戦に向け準備を進めます。
ハチタニくんに旅行を楽しんでもらいたい、その一心で持ってきました。他意はありません。
僕そもそも日本では風俗とかには全く行かないんですよね。ガールズバーとかああいうのが死ぬほど苦手で。海外だとしょうもない話することもないですし、なによりも語学力的にしょうもない話しかできないから割り切れます。
バンコク中心部へ
空港から中心部へ向かうエアポートバスに乗ります。空港から出て6番出口辺りに30分間隔でバスが運行しています。
行先によってA1~A4と番号が振られており、アソークに行くにはモーチットの駅前まで行くA1バスに乗ります。
そしてモーチットからアソークに行くには
BTS(モノレール)アソーク駅 / MRT(地下鉄)スクンビット駅
のどちらかまで行きますがBTSの方が高くなった気がするのでMRTでスクンビットまで行きます。
↓ 【エアポートバス・A1(約1時間)】 料金:฿30
モーチット駅
↓ 【MRT(地下鉄)(約30分)】 料金:฿30
ちなみにバックパッカーの聖地、カオサン通りへ行く場合はA4バスに乗ると行けます。
地下鉄で異変が
モーチットに着き、地下鉄のホームでスクンビット行の電車を待っていたところ二人に異変が・・・。
一時間ほど前に飲んだ精力剤が効き始めたのだ。
飲んで30分ほどで食道のあたりが温かくなりはじめ、それがどんどん股間の方へFallOutしてくる。そして、股間に到達したあたりでナニかがグルグルしだす。
夜の地下鉄ホームでモジモジする男ふたり、何も起こらないはずもなく・・・
いざ、夜の街へ
アソークについた僕らは駅前のホテルに荷物を置き、足早にゴーゴーバーのある通りへと向かいます。
ゴーゴーバーとはなんぞやという方はこちらの記事を見てください。
バンコクのゴーゴーバーは大きく
・ソイカウボーイ
・ナナプラザ
・パッポン
の3つのエリアに分かれており、ハチタニくんが初めてということで日本人に人気の店もあるソイカウボーイに行ってきました。
ひゃっほぉ
もう23時なのでピークは過ぎているが、まだまだ活気はある時間。
早速店に入ってゴーゴーバーでお酒飲んではしゃぐふたり。
ただピーク過ぎてるのもあってダンサーが少ない・・・。
もう明日の夜にはラオスに向かう寝台列車に乗るのでハチタニと遊べるのは今日だけ。
ふたりで楽しみたかったので、意を決して少ない選択肢だが女の子のチョイスに入る。
それぞれ好みの女の子をチョイスしてお勘定にしようとしたけど空港で全然両替してなかったので
「現金ないから下ろしてきます!」って言ったら店のママがATMに誘導してくれた。
いや~無事お持ち帰り成立しましたなとかキモイ会話をしながらATMにクレジットカードを入れて引き出そうとしたら画面が変わらない・・・
カード吸い込まれた
あり得ない話し❕❕ 謝れ❕ 謝れ❕
これには僕の中の朝青龍も激怒。
過去にも一度あったのですが、発展途上国や新興国のATMはたまにカードを吸い込んだまま吐き出さなくなることがあるんです。ちなみに前もタイのATMに吸い込まれました(^^)v
とりあえず現状どうすることもできないので、後日銀行に電話してくれとのことで店に引き返す。
カードは予備にあと3枚あったけど、また吸い込まれたら面倒なのでホテルに現金(ドル)があるからそれでいい?って言ったら店の奥で話始めた。面倒な客だと思われてるんだろうな~と思ってたらママが出てきて
ママ「オンナ ホシイ?」
おうま「オンナ ホシイ・・・」
ママ「ハァ~~~~~(クソデカ溜息)シカタナイ。オトコ ミンナ スケベ」
って言われて許してもらえました。
おうまのクレカ飲み込まれててうける
— 蜂谷谷蜂 (@STOPLIFE4) August 4, 2019
なにわろてんねん
そうしてホテルに着いてシャワーを浴びてコトに至ったのですがあまりサービスがよろしくなくて、またもや僕の中の朝青龍が出てきそうになりましたが抑えました。
タイ1日目
— おうま (@_0uma) August 5, 2019
・アソーク現地時間23時到着、巻き返しのごとく酒とタバコで酔う
・ピークが過ぎてるためどの店も微妙な女の子ばかり
・ヤケクソで女の子持ち帰る
・手持ちがないのでATMキャッシング
・カードが飲み込まれる
・いざ持ち帰れば黒闇だと美人に見えたけど割とババアだった
全てを終えた後、女の子がサテをくれました。
このサテ(฿10)が彼女からの唯一のサービスでした。
そんなタイ初日
次回
*1:ナイトクラブ。詳しくは後程
東南アジア周遊 その1 出発前
出発前夜、荷造りしてGoogleMapで地図を確認してたら、バンコクで爆破テロ起きててマロタ~W
今回の周遊は当初ミャンマー、マレーシア、シンガポールの訪問も予定しており、全てを網羅しているプリペイドSiMを知りたくて「おすすめのSiMカードありますか?」って知恵袋に投稿したら「最近の若者は携帯がないと何もできないのか」と老害みたいな回答が来て「質問の意図理解してます?」的な感じで返したらこんな返信が来ました。
とまぁ災いの風を感じつつ幸先の良い海外旅行に胸躍らせ、関空へと向かいますが出発まで時間があるので難波でその日から開催していた奇界遺産・佐藤健寿さんの個展へと行きます。
佐藤健寿さんは世界中の奇妙、不思議な光景やモノを撮り続ける写真家で
X51.ORG(http://x51.org/)というオカルトサイトが昔からマニアの間で有名でした。
最近だと(打ち切りになりましたが )テレビ番組の「クレイジージャーニー」の出演で多くの人に知られるようになりました。
佐藤健寿さん、写真も魅力的で好きなんですけど、ルックスがめちゃくちゃカッコイイですよね。
彼に憧れて僕も髭伸ばして髪伸ばしてみたんですけど獣の巨人にしかなれませんでした
次回